温泉へ行こう�ヌ� ページ29
ぱちり。
目が覚めたA。
目の前には杏寿郎が自分を抱きしめ、嬉しそうに眠っている。
『…………してしまったのね……私…。』←勘違い。
そして急に悲しい顔になり、杏寿郎の胸に顔を埋め、スンスン泣いている。
杏寿郎「………むぅ？
…………？！！！
ど、どうしたんだっ？！！！！！？
Aさん？？！！！」
その様子に目を覚まし気づいた杏寿郎は焦った。
Aの泣いた顔を見るのも初めてで、泣いてる顔も中々良いなっと無意識に思いながらも、Aの方から自分の方へくっついているので動揺が隠せない。
『…………覚えてない…』ぽつり
杏寿郎「ん？」
『……昨日のこと…途中から…覚えてない…の。』
杏寿郎「ん？
…あぁ、それなら……」
『…せっかくっ
…あんなに格好良い煉獄さんが目の前にいたのに…
何も覚えてない…なんて…。
初めての夜が…それなんてっひどいぃｯｯ
覚えて…いたかった……』
うぅ……と杏寿郎にくっつく。
杏寿郎「………………………。」真顔
(…はて？
Aさんは何を朝から可愛らしい事を言ってるんだろう？
…むしろ触れた事に関しては何も問題は無かったということだな？
……んんん？？！！
最後まで喰っても問題なかったと言うことか？！！
そうなんだな？！)
杏寿郎「何も問題ない！！俺とAさんの初めての夜は終わってはいない！！」 ←くそデカボイス
『…ぅ？』
杏寿郎「……昨日、Aさんは途中で気を失ってしまって最後までしていない！！」
『……………………ナンテ？』
杏寿郎「していないっ！！」
『……も、申し訳ありません…』
杏寿郎「む？何故謝るんだ？！」
『…ィェ、お恥ずかしい…。
勘違いでした……はい…』
杏寿郎「ふっははは！
Aさんはほんとに
いつも愛らしくて俺を癒やしてくれるな。
さて、まだ早いからもう少し眠ろうか。
起きたら有名な甘味処へ行こう。」
『…うん、…煉獄さん、暖かい。
…おやすみ』 ぎゅうっ
杏寿郎「…っ？！」
(………よもや。
耐えるんだ。
耐えるんだ、杏寿郎。
俺は炎柱、煉獄杏寿郎…。
そして煉獄家の長男、煉獄杏寿郎…。
よもや…
俺は…本当に生きて帰れるのか…？)
それから血管を浮かせ理性を保ち、
煩悩と戦い続け眠れなかった杏寿郎なのだった。
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mqnq12(プロフ) - しらたまさん» コメントありがとうございます♪楽しんで貰えてると思ったら意欲が湧きます(^^)思いの外、長編の予感がプンプンですので、これからも良かったら見てやって下さい＼(^o^)／ (2021年1月23日 21時) (
レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - いつも楽しませてもらってます☆狛治も任務に着いていくの楽しみすぎます！(σ≧▽≦)σ (2021年1月23日 19時) (レス) id: 6f0f903611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2021年1月15日 19時
