温泉にいこう�す供帖� ページ28
ゆっくりと布団へAを降ろす。
鈍感娘でも察し、焦っている。
嫌では無いのだが心臓が追いついていない…。
まるで目の前の杏寿郎は、獲物を捕らえようとしている肉食動物のようだ。
いつもの様に噛み付くようなキス。
ここ最近触れられなかった分、いざしてしまえば更に止まらなかった。
杏寿郎「…は…ぁ…」
ガリッ
『っっ』
杏寿郎は噛み癖があるようで、無意識にAの耳や首筋、手にキスをしながら何度も甘噛みしていく。
その度に一瞬、顔を歪ませるAが愛しくて堪らなくなっている。
杏寿郎「……優しくしたいんだが……。すまない…。あ…、でも決して酒の勢いでこんな事してるんじゃないのだけは……分かってくれ…。」
切ない表情でそんな事を言われたらAも何も言えなかった。
むしろこの人が愛しいと思っている。
『…分かってるよ、だいじょうぶ…』
杏寿郎「……ん。ほんとに愛らしいな、君は。」
チュっと音を立ててAの指にキスする杏寿郎。
…………しかし決意はしたものの、Aは耐えられなくなっていた。
なんせ異性とこんな雰囲気に今までなった事も勿論なく、全てが初めてなのだ。
杏寿郎のたまに出てきてきた雄モードにもまだ慣れていない中、今回はハードルが高すぎている。
『………も、も……ムリぃ…』ブシュウ…
Aは顔を真っ赤にして意識を手放した…。
杏寿郎「………よ…もや…。」
だが、しかしそこは無意識ロマンチスト杏寿郎なので、
それですらも愛しいと感じ、にこにこしながら優しく抱きしめ一緒に眠る姿がそこにあった。
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mqnq12(プロフ) - しらたまさん» コメントありがとうございます♪楽しんで貰えてると思ったら意欲が湧きます(^^)思いの外、長編の予感がプンプンですので、これからも良かったら見てやって下さい＼(^o^)／ (2021年1月23日 21時) (
レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - いつも楽しませてもらってます☆狛治も任務に着いていくの楽しみすぎます！(σ≧▽≦)σ (2021年1月23日 19時) (レス) id: 6f0f903611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2021年1月15日 19時
