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47.レツちゃん ページ48

.



『オモカゲー!やっほー!』

「よっ」



あれから一転、私とオモカゲは仲良くなったよ。

経緯はこうだ。


私はその日、クロロに頼まれたものをオモカゲの部屋に運んでいた。

何かは知らないけどね。

勝手に入っていいのかな…?

私が部屋の扉をゆっくりと開ければ、そこには金髪美少女が。

えっ…



『かあいー!!』

「っ!?貴女だれ…?」



首をコタンと傾ける女の子。

まってめっちゃ可愛い…



『私、A=ゾルティックって言うの!貴女は?』

「わ、私はレツ…です」



レツちゃん…っ!

こっちに来て初めて同い年くらいの女の子に会った!

私は興奮してレツちゃんの手を握る。



『仲良くしよーね!』

「!!う、うん!」



レツちゃんはにこりと笑う。

そこで私は気づいた。

レツちゃん簡素なワンピース着てる…!!

レツちゃん可愛いんだからもっと可愛い服着ないと!

私はレツちゃんに少し待っててもらい、自室に服を取りに行く。

戻ってきた私は、レツちゃんの前に服を広げる。



『よしっ、好きなの選んでいーよ!』

「えっ、と…これは?」



私は服!と言いながらレツちゃんに似合いそうな服をレツちゃんに合わせる。

うーん…

なんか清楚系が似合いそうだよね。

私はむむっと眉間に皺を寄せて考える。



『これだ!』



私がレツちゃんに着させたのは首から肩にかけて空いた胸元に大きいリボンが付いている薄水色のトップスと、白いレースのシースルー生地が幾重にも重なったロングスカートだ。

そして最後に髪型をハーフアップにしてくるりんぱして、メイクを少しすれば…



「うわぁ…!!」

『へへん、最強レツちゃんかんせーい!』



手鏡を見せればレツちゃんは顔を高揚させてキラキラした目をする。

ふふん、Aちゃんにかかればこんなの朝飯前なんだなっ!

私がドヤ顔をしていれば、部屋の扉が開く。



「レツ…?」

『あ』

「お前…っ!!」



詰んだ…?


.

48.イル兄似…?→←46.オモカゲ



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作者名:ふぃあろ・宮夢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/  
作成日時:2020年11月9日 21時

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