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21.技 ページ22

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あの事件から一年が経ちましたAです。

あの後、お父さんにめちゃくちゃ怒られました。怖かったです。

…作文かな?

この一年間の修行は、ずっと水見式をやる事だった。

…正直つまんない。

私もうすぐ七歳だよ?

でもね、おかげですっごく念の精度は高くなった気がする!

今日は、お父さんから大事な話があるらしい。

私は、お父さんの部屋へと出向く。



『お父さん…?』

「…あぁ、Aか。入ってこい。」



私は、お父さんの部屋へ入る。



「A、そろそろ念能力を考えて見ないか?」

『わ…ざ…?』

「そうだ。俗に言う必殺技だな。」



ふーん…なんかカッコいいかも!



「Aは、オヤジの念能力は見たことあるよな?」

『あー…えっと、ドラゴンなんちゃら?』

「そうだ。そんな感じの念能力を、Aに考えてもらう。」

『えっ…!!カッコいい…!!』



ゼノじぃの技、かっこいいしとっても強いよね…

あんな念が私にも出せたら、凄く強くなるんじゃない…!?

私は、目をキラキラと輝かせる。



『どうやって考えたらいい?』

「それは…」



うんうんっ…!



「自分で考えるんだな。」

『えっ。』



なんか、適当…?

そう思ったが、違ったらしい。



「念能力は、誰かに教えてもらうものじゃない。自分で考えるものだ。まぁ、好きな事や得意な事から連想して作るのがいいかもな。」



お父さんは、そういうと「頑張れよ」と一言いい、部屋から出て行ってしまった。

これ…凄く大変なんじゃない?



(さて、Aがどのくらいで技を完成させるのか、見ものだな。)


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作者名:ふぃあろ・宮夢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/  
作成日時:2020年11月9日 21時

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