【リヴァイ】人類最強の為に生きる少女の、ちょっと大人な恋物語Ⅳ【進撃の巨人】 (ページ45)

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Episode.195 おっさん、再びページ45

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「…悪かったな、拗れたおっさんで」

「えぇ…盗み聞きですかぁ、趣味悪いですね～」

「そんな趣味の悪い奴と付き合ってるてめぇも、たかが知れてると思うがな」

「またそういうことを…なんなんですか、兵長。最近なんか…」

「前にも言ったと思うが、お前の任務は終わってる、もう俺に付き合う必要はねぇんだよ」

「ねぇ、それって、私の意見は聞いてもらえないんですか？」

「それでも傍にいたいんだろ？もう飽きる程聞いたと思うが」

「兵長だって好きにしろって言ったじゃないですか…だから好きにしてるんですが…」

「別に、無理やり引っぺがしてるわけじゃねぇんだから文句言うんじゃねぇよ」

「へいちょぉ～～それでもし、本当に私が他の男の人と付き合ったらどうするんですか？」

「後悔ゼロですか？」

「は？誰が後悔しねぇなんて言った？」

「はぁ？」

「俺は当たり前に後悔するだろうが、このままおっさんの下の世話をして死んでいく方がよっぽど後悔するだろうと、俺はお前を気遣ってやってるだけだが」

「いや、その後半いらないんで、前半だけ受け取っておきますね」

「…好きにしろよ」

そういって兵長はバスルームへ消えていった。

最近ずっとあんな感じだ。

他の男を探せと言ったり、でも俺は後悔するけどなとか…正直意味わからん…

なんでこんな複雑になってしまっているんだ…

「…要約すると、兵長はAと離れたくないけど、離れたいなら引き止めないよ、後悔はするけどな…ってことだね」

「いや、どこが要約されてんの、そのままズバリじゃんか」

「でも…要は離れたくないんでしょ？ならそのままでいいんじゃない？」

「いや、私別にこんなギスギスしたくないし…前みたいに普通に話したいだけなのに…」

「まあ、ほら…ここ、一応アニの家だし…気を使ってるだけ…じゃないかな？」

「そうかなぁ…家、早く決まらないかなぁ…」

「あれ？そういえば…」

思い出したようにアニが呟き、言葉を続ける。

それは――

ガラッとお風呂のドアを開ける。

「兵長！家決まったんですか！？」

「……何平然と入ってきてやがる」

呆れ切った目線の兵長と、久々に見る兵長の身体に思わず顔が赤くなり、バタンとドアを閉めた。

ドア越しに兵長へ語り掛ける。