酔っぱらってほしい!【坂田銀時】 銀時誕2019 ページ28
もう日付は変わっているというのに、夜の町には顔を赤くしたおっさん達と、たくさんの音が溢れている。
目の前の居酒屋からは、聞き覚えがありすぎる馬鹿の声。
ボロボロの戸を開けると
「A〜、お前も飲むか?」
…やっぱり。
赤い顔でヘラヘラ笑っている銀時と空になったたくさんのお酒の瓶。
「帰りが遅いと思ったら、どれだけ飲んでたのよ!?」
「まだちょっとだけだぜ〜」
私が怒鳴っても、ヘラヘラしたままの銀時。むしろ、周りのお客さんが驚いている。
「もうっ!明日は、っていうかもう今日だけど、そよ姫様からの依頼が朝早くからあるんだよ!」
そう言って、お会計をさせようと伝票を見ると、結構な額。
「もっと飲もう」なんて言っている銀時のモジャモジャ頭を引きずって店を出た。
「ねえねえ、何で黙ってるの?」
よたよたと歩きながら話しかけてくる銀時を無視して歩調を速める。
「怒ってんの?」
ここはさっきの場所よりだいぶ静かで、後ろからの声だけが響く。
私は溜め息を吐いて振り返った。
「当たり前でしょ!明日は仕事なのにこんな時間まで飲み歩いて!お金だってあまりないんだよ!?私と新八君がどれだけ頑張って切り詰めていると…」
突然何も見えなくなった。
怒りで思わず大きくなっていく声を包むように、銀時が抱きしめてきたからだ。
「ごめん……。」
さっきまでとは打って変わって、珍しくしゅんとした銀時。
「俺のこと、嫌い?」
その不安そうな声に少し驚きながらも、少し懲らしめたくなって
「酔っぱらってばっかの馬鹿は嫌い」
と返すと、抱きしめる力が強くなった。
「俺、酒大好きだけど、お前はもっと好きだから、嫌いにならないで」
いつもより甘えた声が、耳元から聞こえる。
この酔っぱらいめ。ときめいてしまったじゃないか。
どうせ銀時は、寝て起きたら忘れてるだろうから、私がしっかり覚えてからかってやろう。
あ、ついでに
「じゃあ、お酒、我慢できる?」
「うん」
これもしっかり覚えておかなくては。
「主人公の俺の誕生日を忘れてたなんて、ふざけんじゃ「銀ちゃん、Happy Birthday!」
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ラッキーキャラ
ヤクルコを飲んでいる晋助
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アルジェント - 猫耳と猫尻尾が生えた時の相手キャラの反応をお願いします。 (3月11日 22時) (レス) @page5 id: 127faa16a0 (このIDを非表示/違反報告)
アルジェント - リクエストお願いできますか? 相手キャラが吸血鬼化したお願いします (3月11日 22時) (レス) id: 127faa16a0 (このIDを非表示/違反報告)
アルジェント - オッドアイがバレてみた お願いします (3月11日 22時) (レス) id: 127faa16a0 (このIDを非表示/違反報告)
万斉推し - リクエストよろしいですか?よろしかったら河上万斉で口移し書いてもらいたいです! (2022年3月31日 17時) (レス) id: 78f9a00831 (このIDを非表示/違反報告)
メランコリック - リクエスト失礼します。お泊まり会のやつを九兵衛で書いてもらえますか? (2021年1月7日 1時) (レス) id: 5e6606bd3c (このIDを非表示/違反報告)
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