第93話 拒絶 ページ19
悠仁と別れた後、ななみんから任務先に夜に向かうと言われたので
空が暗くなってからいくと。
「ここって‥。」
七海「ええ、杉沢第三高校です。」
ここって確か悠仁が高専に入学する前に在学していた高校だったよね。
まだ小学生だから通うのはもうちょっと先か。
七海「補助監督の話によると、3級程度ですが呪霊が集まってるようです。百葉箱に置いてある特級呪物・両面宿儺の指に。」
宿儺様の指‥。
「でも3級にななみんを呼ぶって‥。」
七海「しかも特級のAさんも呼ぶときた。」
「‥何かあるってこと？」
七海「そうとしか考えられません。」
確かにこの案件は私達じゃなくてもいいはず。
なのに上層部は私達を指名した。
「まさか‥。」
あの人がここにいる‥とか？
七海「何か心当たりでも？」
「いや、何でもない‥。」
？「七海建人にも教えてあげたらいいじゃないか。私の父親です、って。」
…最近この人の登場多くないかな！？
っていうか何でここにいるの…！？
七海「！‥夏油さん？何ですかその格好は‥いや、そもそも何故貴方がここに‥。」
「違うっ‥この人はすぐるじゃない！偽物！！」
七海「偽物‥？」
偽夏油「酷いじゃないか‥私はただ娘に会いに来ただけなのにね。」
嘘だ。
七海「娘？いえ、後で説明お願いします。」
「迅速な判断力、流石ななみん。後で説明するね。とりあえずあの人は呪詛師。」
七海「呪詛師、つまり敵ですね。」
「さらに情報として、見た目もすぐるだけど術式も呪霊操術だから。」
七海「はぁ‥心底めんどくさい相手で嫌になります。」
私達は戦う態勢にはいる。
偽夏油「待った。私は戦うつもりなんてないよ。」
七海「信じられるわけないでしょう。」
偽夏油「言っとくけど、こちらの夏油傑より私の方が強い。それでも戦うのかい？」
「ななみん。」
七海「Aさん、ですが‥。」
戦うつもりはない。それはこちらにもありがたいこと。
私はすぐるより弱い。
つまり偽物と戦ったら私達が不利。
「…用件は何？」
偽夏油「ああ、少し早いけど…迎えに来たよ。」
「！」
偽夏油「私の元へ戻っておいで。」
瞬間、冷や汗と動悸が止まらない。
またこれかぁ…。
立ってるのがやっとだ。
七海「Aさん…！？」
倒れそうになった所をななみんが受け止めてくれた。
きっとこのまま素直に着いて行けば、ななみんも助かるし
私も助かる。
だけどそれは、嫌だ。
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莉乃(プロフ) - すごく面白いです〜！！もう、大好きです❤️♥️❤️ (2022年3月6日 9時) (
レス) id: d96deb1772 (このIDを非表示/違反報告)
＃きのこ - 更新頑張ってください('ω')ノ 応援しています。(≧▽≦) (2021年9月24日 8時) (レス) @page34 id: 9d10c1eb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソフィナ | 作成日時：2021年4月25日 18時
