◎ もう一度あなたと◆優しい時間◆Part22【Sho.S】 (ページ5)

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705. 嬉しいキスページ5

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『…嘘でしょ？
久々に会ったのに、こんなキスしか
シテくんねーの(笑)』

「……え？」

『Aに会えて、俺はスゲェ嬉しいのに…』

「あ、えっ、私も……嬉しいよ？」

『じゃあ、俺に会えて、嬉しいってキスしてみてよ』

う、嬉しいキス……って

いわゆる…オトナのキスのことだよね？

ちょっと、迷いながら

もう一度そっと、唇を合わせて

翔ちゃんの唇に舌先を這わすと

微かに唇が開くと同時

フフ…って笑われた。

「……笑わないでよ」

『だって、可愛いことスルから』

「会えて嬉しいキスしろ……って、言ったの翔ちゃんじゃない」

『んー、まあね…でも俺の方がAに会いたかったってこと、教えてやろうか？』

そう言うと口角を上げてニヤッと笑った。

やばい…

今朝も、カッコいいし…

翔ちゃんのフェロモンが半端ない…

「……あの、私、これから仕事…行かなきゃ、だから…、」

『うん、俺も仕事だよ(笑)』

翔ちゃんが、私をベッドへ倒そうとするから

それに抵抗するように翔ちゃんの胸元を押し返すと、腹筋というか、身体の筋肉が痛い……

「痛っ……ぃ、」

『ん？どこか痛いの？』

「……身体中が…筋肉痛で……、」

『筋肉痛？』

ヤバ……っ、思わず、言っちゃった。

『…なんで、筋肉痛？』

泳ぎの連絡してるから…と、言えなくて。

「…え…と、最近、ストレッチ運動
……シテるから？」

『シテるから？…って、
そこなんで疑問形なんだよ(笑)』

「…あれ？なんで……っ、」

話してる途中で

翔ちゃんに突然塞がれる唇。

大好きな翔ちゃんの匂い。

翔ちゃん……

思わず、翔ちゃんのTシャツをギュッと握った。

しばらく溶けるようなキスをした翔ちゃんは、私から少し唇を離すと

『どう？俺がAに会えて、嬉しいってわかった？』

うん…って頷くと、また意味ありげに私を見下ろして笑った。

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