◎ もう一度あなたと◆優しい時間◆Part22【Sho.S】 (ページ26)

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726. お見送りページ26

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ーShoサイド

『いってらっしゃい』

「いってきます」

今日は、俺がAを玄関までお見送り。

「なんか…翔ちゃんにお見送りされると
くすぐったい…かも」

恥ずかしそうに笑うAに

また、意地悪したくなる俺。

『ほら、忘れもの』

「……え？忘れもの？」

『いってきますのチューは？』

そう言って、唇を尖らせると…

少し笑って

チュッって、触れるだけのキスを

俺の唇に残して、でかけて行こうとするから。

『そんなんじゃ、足んねーよ』

「…っ！」

Aの口元をこじ開け

舌先を絡ませると

またトロンとした目を俺に向けて

「今日は、遅くなる…？
翔ちゃんを待っててもいい？」って

ヤベェ…

いろんな意味で

スゲエ…元気になるんです…けど。

『待っててくれんの？』

「…うん、待ってるね？」

ああ……

俺、そんなこと言われたら

寄り道しないで、まっすぐ、帰ってくるわ。

『ほら、気をつけて行ってらっしゃい』

「うん、行ってきます」

大好きなAを見送って…

『さーて、俺も出かける準備しますかね～』

気分転換するみたいに

シャワーを浴びて

その後、迎えに来たマネージャーの車に

乗り込むと

今日一緒に仕事のニノが乗っていた。

ニノ「おはよう、翔ちゃん」

『おう、おはよう…って、昨夜はサンキューな？』

ニノ「なに？やっぱり、俺の勘違いだった？」

『いや、やっぱりアレはA。』

ニノ「え？じゃあ…やっぱり翔ちゃんフラれたの？」

『なんで、俺がフラれるんだよ(笑)』

ニノ「いや、だって…一緒にいた男が……」

『あ、あいつ、Aの幼なじみの修。
なんか、相手の女の子をあきらめさせるために
ヘタな芝居したんだって』

ニノ「なんだよ、それ(笑)
まぁ…でも、翔ちゃんところが何もなくて
良かったけどさ」

『そのうち、修に会ったらAを利用するなって、言ってやるつもりだけどね』

ニノ「翔ちゃん、余裕だね(笑)」

『別に余裕ってワケじゃないけど』

まぁ…昨夜は、Aをお仕置きするって言いながら

それなりに俺も楽しめたし……

ニノ「翔ちゃん、顔緩みすぎ」

うわー！やべーやべー！！

ここは…ポーカーフェイス、、

ニノ「ふーん、そういうこと？(笑)」

ニノが俺を見て、意味ありげに笑った。

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