◎ もう一度あなたと◆優しい時間◆Part22【Sho.S】 (ページ23)

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723. ドMな私ページ23

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『…A、大丈夫？』

ぐったりとした私の髪を撫でながら

翔ちゃんが心配そうにのぞきこんできた。

返事をしたいのに

きちんとした、返事さえできない…

そんな私を見て

『悪ぃ…調子に乗りすぎたかも』って

小さく笑う翔ちゃん。

最後の方は

意識を飛ばしかけてた私を何度も引き戻して

イジメ続けた彼は

それなりにヤリ過ぎた自覚はあるらしい…。

「大丈夫…じゃない…よ、」

『うん』

「動けないよ…」

『見てたら、わかる笑』

「翔ちゃんの、意地悪…」

恥ずかしさやら、照れくささを

ごまかしながらチラリと睨む…と。

『お仕置き、シスぎた？』

「…シスぎだよ//」

『フッ…だって、イジメられるの
好きそうだし…いつもより感じたでしょ(笑)』

「か、感じ…たって///」

『…でしょ？違う？』

た、確かに…

身体で、焦らされ。

言葉で、攻められ。

…う、うん。

いつもより…興奮させられた。

…って、え？

えーー？

私って、ひょっとして

ひょっとしたら…

ドM…な、の？？

『ほら、先にシャワー浴びておいで？』

「…ム、ムリ。
起き上がれない…」

『感じ過ぎて？(笑)』

「ちが…っ、////」

実際問題…

指一本動かすことすら

できないのは事実。

いつもより少し意地悪な翔ちゃんは

色んな意味で今の私を見て楽しんでる…

『俺に隠しごとなんか、コレからすんなよ？
俺に秘密ゴトしたら、またイジメるからな』

眉毛を下げて、笑いながらそう言う彼は

なんか、すごく悔しいけど…

「うん…」

『じゃあ、ほら、俺の首につかまって？
一緒にシャワー浴びるよ？』

素直に彼の首に手を回せば

『じゃあ、行きますか？
俺のお姫様』

なんて、笑いながら

私のこめかみにキスをしてきた。

…だけど

この余裕がちょっと悔しくて…

ちょっと、口を尖らせると。

『何、拗ねてるんだよ』

ククッと小さく喉を鳴らして笑いながら

『ほら、機嫌なおせって』

「…、」

『んー、可愛いAちゃん。
大好きだからさぁ…』

私の悔しいような、恥ずかしい気持ちなんか

払拭してしまうほど優しい瞳で

『また、バスルームで鳴かせてやるよ』

「ム、ムリ…です」

『拒否権あると、思ってんの？』

い、やぁー！！

今日の翔ちゃんは最後の最後まで…

ドSっぷりが全開だった…

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