721. お仕置き ページ21
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え？お仕置きって…
これから、私…何されるの？
「…っ、ンふ、」
ドキドキしてる間に
スルリと入ってきた舌が
固まったままの私の舌を絡めとっていく。
呼吸すらままならないほどのキス。
苦しくなって、顔を背けて逃げようとすれば
『逃げんなって』
「…だって、苦しいよ」
『だから、お仕置きするって言っただろう』
そう言って、楽しそうにニヤリと笑うと
私の服を捲り上げて
そのまま脱がされてしまう。
「え、待って、待って…」
『待てないし、待つつもりもねーし』
そう言って、私を見下ろしながら
乱暴に自分のシャツを脱ぐ翔ちゃんに
もうすでに、ドキドキして
火傷してしまいそうな感じ…
「…お手柔らかに…お願いします」
『優しくなんかしてやんねーよ』
そう言って
また少し意地悪に笑う翔ちゃんに
背中から腰にかけて
ゾクゾクするような感覚が走る。
どうしよう…
なんて考える間もなく
また唇はキスの応酬を受け
熱を上げた背中はあっという間に
ベッドへと沈みこむ。
もうほんとに
ダメ……
何かにしがみつかなきゃ
崩れ落ちてしまいそうで
堪らず翔ちゃんの背中に手を回した。
「…ん…アッ…」
私の口から、甘ったるい声がこぼれるたび
翔ちゃんからのキスの応戦は
いっそう激しくなって……
もう、なにがなんだかわからない。
力も入らない。
噛みつくみたいなキスは
首筋を通り、寄り道をした私の身体に
いくつもの、小さな印を残していく…
『すげぇ、ソソる顔してるんだけど…』
翔ちゃんは唇を離しざまに笑って
熱く火照る私の頬を撫でた。
もう考えるだけの余力まで
奪い尽くされているんですけど…
「今日の翔ちゃん、意地悪だよ…」
『そうだよ。
だって限界まで焦らすプレイだしな』
「じ、焦らしプレイ…って///」
『お仕置きって楽しいな♪』
そう言って、また私を見下ろしながら
意地悪に笑った。
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作者名：ミイ
| 作成日時：2015年8月27日 23時
