◎ もう一度あなたと◆優しい時間◆Part22【Sho.S】 (ページ20)

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720. ドSな王子様ページ20

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私を壁に押しつけて

キスを繰り返す翔ちゃん。

深く私の口の中で動く舌

何度も角度を変えて動くから

必死になってついていくけど

く、苦しい…

む、無理……

翔ちゃんの胸をトンって叩くと

唇を離して、ニヤリと笑う顔が

かなり意地悪な気がするのは気のせい…？

『今日は、さすがのAも
俺の言うことなーんでもきくよな～？』

今日は…って

そんないつも翔ちゃんに対して

逆らったりはしてないつもりだけど…

『あれ？返事が聞こえないんですが～？』

「は、はい！もちろん、喜んで！」

『ふふふ…イイ子』

そう言うと

私の頭をくしゃくしゃって撫でてから

叩かれた方の頬も優しく撫でてくれる。

ああ…やっぱり

翔ちゃんは私にとって王子様だ…

この人がいなきゃ私、生きていけないかも…

そんなこと考えてたら…

スカートの裾からスルリと手が入ってきて

太ももを優しく撫でられる。

さらにスカートのファスナーに手をかけるから

「ま、待って、」

『…は？今日は俺の言うこときくんだろ？』

「そ、そのつもりだけど…ココは玄関先だし…
誰が来るか、わからないし…」

『なに、ココでスるとか思ったの(笑)』

「あ、いえ、そっ、そうだよね？
スルわけないよ……ね」

1人でひょっとしたら、ココで…って

ヘンな妄想していた私に

すごーく楽しそうに笑って

『ご希望なら、ココでスル？』

「いや、ム、ムリっていうか
それはダメ！」

『じゃあ、移動する？』

そう言うと

私を簡単にお姫様だっこして

寝室に連れてこられてしまった。

「あ、あの…翔ちゃん、ご飯は？」

『そんなもん、あとあと。
今は、こっちを先に食べたいから(笑)』

ベッドの上に優しく降ろされ

私を上から見下ろす翔ちゃんの表情は

すごーく艶っぽくて

やっぱり王子様みたい。

『…なに考えてんの？』

「うん…翔ちゃんって、
王子様みたいだなぁ…って」

『ブフッ(笑)、俺が王子様？』

「うん」

『じゃあ…俺のお姫様にイイこと教えてあげようか？』

さっき以上に、優しい微笑みを浮かべ

秘密ゴトを話すみたいに

私の耳元で囁く翔ちゃん。

『俺さぁ…』

「うん…」

『今から、たっぷりAにお仕置きするのが
スゲー、ワクワクするんだけど…』

ビクッとして、翔ちゃんを見ると

本当に楽しそうに笑ってた……