フルコース ページ26
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先にお風呂から上がった私は
夕飯の準備をしながら
翔ちゃんに言われたことを考えてた。
‘別に不安になる必要なんかない’
本当にそうだと思う…
私が勝手に想像して…
不安になってるだけかも…
今までどおりに
翔ちゃんとの時間を大切にして
この先も過ごしていこう…
そんなことを考えてたら
『すげーいい匂いすんだけど。』
そう言いながら、
スウェットのズボンに
上半身裸の翔ちゃんが、
バスタオルを首に巻いて入ってきた。
「もう少しで、できるよ」
『なんか、今日の料理すごくない？』
「翔ちゃんのお誕生日だから
フルコース風にまずは前菜からね」
『なんか俺…またAに惚れちゃいそう(笑)』
そう言って
濡れた前髪の間から
悪戯っぽく私を見る翔ちゃん。
「え、あ…、でも味は保証できないよ？」
翔ちゃんの言葉にドキドキしながら
答えると
『じゃあ、乾杯してから味見させてもらうから早く食べよう？』
そう言って、冷えたワインを注いでくれた。
「翔ちゃんお誕生日、おめでとう」
『サンキュー、って食べていい？』
「うん、食べよう」
『いただきまーす』
手を合わせてから食べる翔ちゃんを
笑いながら見てると
『あー、美味い！マジ美味いわ！』
そう言って、嬉しそうに食べてくれるから
なんだか心からホッとして笑ってしまう。
前菜、サラダ、スープに続いて
魚料理も食べた翔ちゃんが
『ね、来年の俺の誕生日、またこれ作ってよ』
「え？こんな感じでいいの？(笑)」
『いい、これでいい！』
そう言って、本当きれいに食べてくれる
翔ちゃんを見てると
大変だったけど作った甲斐があったなぁ
…なんて
逆に私の方が癒されてしまう。
「じゃあ、そろそろメインのお肉にいく？」
そう言って立ち上がろうとすると
『あ、俺も手伝う』
「え？翔ちゃんが…手伝うの？」
『あー、ひでえなぁ…今、俺に何が手伝えるんだって思っただろう』
「思ってない、思ってない(苦笑)」
って、ブンブン顔の前で手を振りながら
否定したけど
翔ちゃんがいる方がちょっと邪魔かも…
と、思ったのは確かで。
じゃあ、お肉にソースをかけるのとか
手伝ってもらおうかな…と思ってると
テーブルに置かれた翔ちゃんのスマホが
短く振動して、光った。
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あい(プロフ) - 読めました^ ^ありがとうございます☆ハラハラ、ドキドキの展開です！また更新楽しみにしてますね！！ (2014年9月11日 8時) (
レス) id: c84aae0476 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - あいさん» あいさんこんばんは♪たぶん、今頃はもう読めたとは思うんですが…私も新章立ち上げた途端自分の作品を読めない状態で焦りまくりました(笑)。きっと、私の操作ミスですかね…すっかりこんな簡単な作業(？)もアタフタする私ですが、これからもよろしくお願いします♪ (2014年9月11日 0時) (レス) id: 9edb8f6016 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんばんは。いつも本当に楽しみにしてます☆更新のお知らせだったので、待ってましたとばかり読ませてもらおうとしたのですが、どうも次に行けないのですが、何か見方変わりました？ (2014年9月9日 23時) (レス) id: c84aae0476 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - チェリーさん» チェリーちゃんこんにちは♪ これからの展開…きっとハラハラドキドキですよ(笑)サキさんにもしっかりと活躍してもらうつもりだから、また次の章も遊びに来てくださいね♪♪ (2014年9月8日 15時) (レス) id: 9edb8f6016 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - さくらさん» さくらさんこんにちは♪ 翔担の人は彼女が嫌いですよ…きっと(笑)。私もどんな時でも彼女がCMに出ると…「嫌い」とか言っちゃってるからね(笑)ここまで世の中の女性に嫌われてる彼女はある意味すごいなぁ…って尊敬しながらもやっぱりイヤだ…って思っちゃうよ (2014年9月8日 15時) (レス) id: 9edb8f6016 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミイ
| 作成日時：2014年7月11日 23時
