◆１７８◆ ページ28
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そう、元々言えば私が悪い
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この事の発端は、翔じゃなくて、私
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私さえいなければ…こんな事にはならなかった
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私さえ…いなければね………………
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和「とりあえず…家の中に入ろうか………」
A「…うん…………………………………」
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翔、ごめんね………？
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私のせいで…あんな大怪我をする事になっちゃって…
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和也に背中を押されて、私は家の中へ
久しぶりの自由………自由ってこんなにも幸せな事だったんだ
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ずっとずっと…あそこに囚われていたから………太陽の光が眩しく感じる
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家の中へ入って、二階の和也の部屋に入り、ベットに腰を下ろした
和也も私の横に座った
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和「A…無事で、よかったよ…………」
A「私…あそこに囚われている時、ずっと考えてたの」
和「考えてたって、何を……………？」
A「…いっその事、私の事なんか、殺してくれてもいいのにって…」
和「…そんな事言うなよ。馬鹿………」
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和也はポンポンと、私の頭を撫でてくれた
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A「ねぇ…ちょっと、シャワー浴びたいんだけど………」
和「制服も洗濯した方がいいね………ちょっと待ってて。いろいろ準備してくるから」
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和也はそう言い残して、部屋を出て行った
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きっと………これからは普通の生活を送れるんだよね？
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もうあんな…生活は二度とごめんよ…………
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それにしれも…私、和也の家に来たの、初めてじゃん
友達なのに一回も家に行った事…なかったな………
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作者名：みったん
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mittan/
作成日時：2013年2月1日 19時
