◆ハロウィンの違法建築物を秒速で解決する話。◆(リク:メガネかけたお茶っ葉 様) ページ5
※本編は現在2023/11/8時点で警察官殺人事件前ですが、DeadAppleが終わった後の話として進んでいます。ご了承ください。
探偵社の雰囲気にも慣れてきた今日この頃。
今日は久しぶりの非番である。
…筈なのだが、鳴る筈のない携帯が先ほどからずっとバイブレーションを発し続けている。
嫌な予感がしながらも三度寝を決め込むには時刻が時刻だった為、渋々その呼び出しに答える。
『はい。Aですが』
「あっ、出た…じゃない!!Aさん!!!」
耳が割れるような叫び声だ。表示を確認せずに出たために、相手が誰であるか少々考える時間が生まれてしまった。
『…あー、どうした敦』
「今どこにいますか!?」
『どこも何も、ずっと家だが。』
「急いで探偵社に来てください…!緊急招集です!」
凄く、嫌な予感がした。
「A、休日の所悪いな。」
『気にするな。…あの霧と同様、今回の霧も非異能力者を排除するものみたいだな。』
会議室には異能力者である探偵社の面々のみが一様に揃っていた。
「まぁ、座りなよ。」
与謝野サンに促され、隣へ座ると国木田は報告を続ける。
「今回の事件の首謀者を洗っておりますがそれらしい人物はまだ発見できておらず、現在足がつかめているのは
…横浜海上に浮かんでいるこの建造物のみです。」
そう話ながらホワイトボードに付けられた写真。
「な、なんですか?これ。」
「西洋の城の上に、さかさまにピラミッドが刺さっていて、その上に日本のお城が建っているね。」
「冷静に分析しないで下さいよ太宰さん!!?」
『…』
「…Aさん?」
ぶんぶんと目の前で手を振ってくれている賢治クン。申し訳ないが、今は処理が追い付かずひたすらに固まっているのみだ。
「…この建造物に心当たりがあるのか?」
そう切り出した国木田の一声で一斉に全員の視線が刺さる。
『あ、あぁ。…それは、チェイテピラミッド姫路城だ。』
「チェ…?」
「な、なんだ、もう一度頼む。」
困惑しているであろう探偵社全員を見、何処から説明したものかと頭を悩ます。
が。もはや言葉は見つからない。
見つかるはずもない。
『チェイテピラミッド姫路城だ。』
ヨコハマの街に違法建築物を建てるな。
どうすんだこれ。
この後無事(?)、探偵社の面々に自分一人で解決する旨を伝え秒速で元凶を座に返したのは言うまでもない。
この世界のエリちゃんはエリスちゃん一人で十分です。
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絹ごし豆腐(プロフ) - メガネかけたお茶っ葉さん» 遅くなりました。リクエストお答えさせて頂きました。また何かありましたらご意見ご要望お待ちしております^^ (11月9日 21時) (レス) @page5 id: 797220ebc8 (このIDを非表示/違反報告)
絹ごし豆腐(プロフ) - メガネかけたお茶っ葉さん» リクエストありがとうございます。時期が多少ズレてしまいますが、お答えさせていただきますので少々お待ちいただければ幸いです…! (10月31日 19時) (レス) id: 797220ebc8 (このIDを非表示/違反報告)
メガネかけたお茶っ葉(プロフ) - こんばんは。時期ネタでハロウィンのチェイテピラミッド姫路城で1つお話が読みたいです…!! (10月30日 20時) (レス) id: 3fb3d74301 (このIDを非表示/違反報告)
絹ごし豆腐(プロフ) - メガネかけたお茶っ葉さん» ご丁寧にお返事頂き誠にありがとうございます。またご要望等ございましたらご連絡ください。引き続きどうぞよろしくお願い致します。 (10月22日 0時) (レス) id: 797220ebc8 (このIDを非表示/違反報告)
メガネかけたお茶っ葉(プロフ) - 絹ごし豆腐さん» リクエスト応えていただきありがとうございました!この世界線だと何となく正体察してそうでゾクゾクします←また何かあればリクエストさせていただきますね(*^^*) (10月21日 15時) (レス) id: 3fb3d74301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絹ごし豆腐 | 作成日時:2023年10月20日 10時