私の彼氏はニセモノです。2【赤司征十郎】

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いつも練習している赤司君を見ていても特に何にも思わない。





でも、今日はなんでだろう。





みんなに練習メニューを言ったり、一生懸命練習する赤司君が少し格好よく見えてしまうんだ。







私は私に自分でため息をつく。







馬鹿みたい。






これじゃあ、赤司君が好きみたいじゃん。






嫌いなのに。







・・・本当に嫌いなの？






誰かに声をかけられたような気がして私はハッと周りを見渡す。






誰も私を見ていない・・・。





自分の心の声なのかな。





そして私は心の声にこたえるようにつぶやく。








「・・・・・・大嫌いです」

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