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「確かにな」
無表情で頷く赤司君。
もう少し表情とか、変えてくれたっていいのにな、とよく思う。
なんか無表情でいられると私なんかは、相手にされないんだって思っちゃうから。
って何考えてんだろ私。
そうやって心の中であわててると赤司君が意外なことを言った。
「僕のを借りるかい?」
「借りるって、赤司君のはどうなるんですか?」
「何故か家に全ての教科書類がもう一つあるから大丈夫だよ」
流石、赤司くん家は金持ちだもんね。
でも、私なんかに貸しちゃっていいのかな、っておもって聞いてみると
「別に問題ない。他に貸す奴もいないからな」
と返してくれた。
「ありがとうございます」
表面上は無表情で、無愛想かもしれないけど心の中では嬉しかった。
赤司君以外の他の人に貸してもらってもこんなに嬉しい気持ちになれるとは思わない。
なんでだろう……。
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桔梗(プロフ) - せいじゅーろ。さん» ありがとうございますっ!頑張りたいと思います! (2014年8月7日 9時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
せいじゅーろ。(プロフ) - 面白いですっ(*^^*)更新めちゃ楽しみにしてますっ (2014年7月30日 18時) (レス) id: 4cf73ddbe6 (このIDを非表示/違反報告)
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