B級隊員は平凡を貫きたい

12話 ページ13

とまあ……なんやかんやで本部にはちょこちょこ顔出さないと怒られるわけで、本部に行かなければならない。てか今日休日だよね…そろそろ泣くぞ。ぴえん




「何言ってんだ、ほら行くぞ」


「なんやかんやで優しいよね」


「…」


「いや待っておいてくなよ」





何こいつ情緒不安定なの？ん？大丈夫？ツンデレ？



置いていかれるの嫌だからついてくけどさ、ね？






＿＿＿



「帰りたい」


「ダメに決まってんだろ」




なんで私B級のランク戦見てるんだろう。半ば京介に強制的に連れてこられたけど。



取り敢えず視線が痛いので帰りたいのが本心である。そら一級先行もらいましたからね！！目立つけども！！




そんな私の心情もお構い無しに始まる元気な海老名隊オペレーター武富桜子ちゃんと、メガネくんと「オレのツイン狙撃見た？」でおなじみ嵐山隊のさとりん。私は1回も聞いたことねぇぞ。




『三雲隊長はおケガで今日はお休みとのことなので解説席にお越しいただきました』




怪我人でも解説席に呼ばれるのね、わかるよメガネくん。ほんとブラックだよな、ボーダー。




今日のランク戦は玉狛第二と吉里隊、間宮隊。玉狛第二以外は全くもって知らない。




『三人部隊の吉里・間宮隊に対して玉狛第二は数の上で不利ですが、三雲隊長はどう思われますか？』


『あ・・・・、大丈夫だと思います』

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