先生、後輩が生意気です。【黒バス】

８　空気が読めないお年頃 ページ9

あ






　「虹村と普通に話してんじゃん良かったね！」



　『あれのどこが普通なの！？お前らがいきなり消えたからめっちゃ気まずかったんですけど！？！？』






どう見ても悪意あるだろアレ。

昨夜のLINEのグループの話だが、虹村とあたしが会話し始めた途端。

他の奴らは傍観者になりやがった。

既読は確実についてるのに突然会話から奴らは消えた。






　『実際お前楽しんでただろ』


　「あったりまえじゃん！めっちゃ爆笑してたわ！」


　『よし表でろ』





これが親友の言う言葉ですか？


ここで更なる曲者が登場した。






　「おいA！！！」


　『お引き取り願いたい』


　「頭が高いぞ！」


　『お前にだけは言われたかねーわ』





つーかコイツ２年の教室まで何しに来てんの？

目立つじゃん帰れよ。

赤司はあたしの肩を掴んで思いっきり揺らしだした。

待て待て待て脳震盪おこすからやめろ！！！






　「お前虹村さんと別れたんじゃなかったのか！？」



　『ばっか、掘り返すなよ黙れ！！！』






いきなり爆弾を投下された。



そう帝光男バスの主将だった虹村修造はあたしの元カレなのだ。



あたしは荒ぶる赤司を人気のないところへ引きずっていった。



視界の端に爆笑する愛結がいたから後でシメる。






　「なんだ昨日のLINEは！？お前と虹村さん異様な雰囲気だったぞ！？」


　『言っとくけどそんな雰囲気にしたのお前らだからな？』


　「そんなことを聞いてるんじゃない！」


　『何この子、日本語通じない』





何故ここまでお怒りなのかさすがに分からない。




　「お前、虹村さんとは交際してないんだな？」


　『だから別れたっつってんじゃん。高校入って一回も会ってねーわ』


　「よし、そうか。用が済んだから帰る。お前も早く教室に帰れ」


　『とんだ我が儘ヤローだな』

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