43 まさに、これが生き地獄 ページ44
誰かこの状況を説明して。
いやもう説明なんていらないから兎にも角にも帰らせて。
・
「おれダイキっていいます!おねえさん達ちょう好みのタイプっす!」
「やだダイキくんかわいい〜!!さっきからどこ見てるの〜?!キャッキャッ」
Sundayはあっという間にやってきて、有無を言わさず合コンに引きずって連れて行かれた矢先。
足を組みながら堂々と上座に座るチビを筆頭に、緑、紫、黄、青、+麻呂眉がいた。
ヲイ花宮!!!!
いそいそと席につく4人の友達とは裏腹に、あたしと愛結はその場でフリーズした。
しかしどんな手を使っても帰ることを承諾してもらえなかったため冒頭に戻る。
『誰が……誰が裏で手を回したんだ……』
「親切な中原先輩に、お前が合コンに参加すると教えてもらったよ」
『何教えちゃってんだてめええええ!!!』
「だってぇ、教えてくれたら赤司くんがイケメン紹介してくれるっていうからぁ!でもまさか黄瀬くんに会えるなんて思ってなかった!赤司くんにセッティング全部任せてほんとに良かった♡」
彼氏がいるにもかかわらず、赤司に買収され黄瀬をキャッキャッと褒める4人をあたしと愛結は白い目で眺めた。
ていうか花宮が愛結のことチラチラ見過ぎて正直きもちわるい。
「青峰に無理矢理連れてこられたのだよ」
「こいつ俺の引き立て役にしようと思ってよ!」
『いやむしろお前が緑間の引き立て役』
「うるせえ!!!」
「赤ちんが美味しいものたくさん奢ってくれるっていうから〜」
「俺は赤司っちの頼みならどこまででも駆けつけるっスよ!シャララッ」
「調教した甲斐があったな」
『わざわざ遠くからご足労いただきありがとうございます、どうぞお帰りください』
こんなものは合コンなんていわない。
あたしや愛結からすればただの同窓会みたいなものである。
愛結は愛結で緑間と雑談を始めたし、他のキセキはも完全に合コンムードで残りの4人とキャッキャッしている。
愛結は緑間と中学の時、同じ図書委員だったため地味に仲良し。
完全にアウェイになったあたしは渋々隣にいる同じくアウェイな奴に声をかけた。
『お前なんで来たのバカなの???』
「……ただの穴埋め要員だっつの。時給一万でな」
『へえ、ああ、そう。好きな女子に会えて金もらえるなら誰だってきますよねー!』
「ニヤニヤすんな死ね」
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Myuna(プロフ) - 毎日続き楽しみにしてます!応援してます 頑張って下さい!(。・ω・。)ゞ (2017年8月6日 20時) (レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
もちごめ(プロフ) - オオムラサキさん» ありがとうございます!!ぼちぼちですが更新頑張らせていただきます〜!! (2017年5月12日 0時) (レス) id: 9e06a18cdb (このIDを非表示/違反報告)
もちごめ(プロフ) - yumさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません…!!長期戦になりますがこれからもこんな2人をよろしくお願いします(笑) (2017年5月12日 0時) (レス) id: 9e06a18cdb (このIDを非表示/違反報告)
オオムラサキ - トップ画もお話の内容も好きです!!更新めっちゃ楽しみにしています。 (2017年5月9日 16時) (レス) id: 9910ac75da (このIDを非表示/違反報告)
yum(プロフ) - 赤司もかっこよく決まって、主人公ちゃんもちょっといい感じだったのに、最後の五円チョコ(笑)最高ですね(笑) (2017年4月15日 5時) (レス) id: 16305ab699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちごめ | 作成日時:2016年1月11日 3時