検索窓
今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:159,834 hit

16 どこ振り向いてもクズばっか ページ17

風呂から上がると今度は知らない番号から電話がかかってきた。
イタズラ電話か?

一言文句を言ってやろうと思って電話に出ることにした。




 『もしもし』


 「あ、もしもし。俺だけど」


 『誰だよテメー知らねえよ二度とかけてくんな。じゃあな』


 「ちょっと待て!!!俺だって!A!!!」


 『だから誰だよ!なんであたしの名前知ってんの!?』




少し聞き覚えのある声に首をかしげた。
修学旅行の時、たくさんの人と連絡先を交換したから分からない。




 「火神だよ!!火神大我!!!!」


 『火神?……あー』




はいはいはい。
あのダンクがすごい眉毛分かれてる火神くんね。

そうだそうだ、赤司に連絡先消されてたんだった。
とりあえず赤司死んどけ。

あの日から赤司が勝手に人のスマホいじることが判明し、
あたしは4桁のパスワードロックをかけた。
もちろん自分の誕生日などではない。




 『はいはいゴメンね。それで何の用?』


 「今度31日に黒子の誕生日パーティーやろうと思ってるんだけどさ、」


 『ちょっと待て』


 「……なんだよ?」




あたしは話してる途中で火神を止めた。




 『火神くんさ、あたしが先輩ってちゃんと理解してる?』


 「……?おう!」


 『おうじゃねーよ。だったら敬語使えよカスが』


 「え、だって青峰たちも敬語使ってねーし、いいかなって」


 『周りがやってるから自分もしていいとか、そういうのあんまりよくないと思います』


 「わかった」


 『うん』





わかったならいいんだ、分かったなら。
よかったキセキ達よりもまだ聞き分けのある後輩で___...





 「それでその日なんだけどよ、お前も来れる?」


 『おい全然わかってねーじゃねーか!!!!』





なにが分かっただよ、このボケが。
ボケナス火神!!!
敬語使えって言ってんの!この単細胞バカ!!!


結局疲れたので、あたしは諦めた。


この日学んだことは、後輩はどいつもクソ。





火神に誘われてあたしはキセキのストバスをすっぽかして誠凛のほうにお邪魔することにした。
そもそも東京行けたらの話な。
今お金あんまり持ってないから交通費ないかもだから。





そんなことも思いながらもベッドの中で黒子の誕生日プレゼントを考えるあたしだった。

17 後輩の記憶力がキモチワルイ→←15 このスマホ防水じゃないんで



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (336 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
616人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Myuna(プロフ) - 毎日続き楽しみにしてます!応援してます 頑張って下さい!(。・ω・。)ゞ (2017年8月6日 20時) (レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
もちごめ(プロフ) - オオムラサキさん» ありがとうございます!!ぼちぼちですが更新頑張らせていただきます〜!! (2017年5月12日 0時) (レス) id: 9e06a18cdb (このIDを非表示/違反報告)
もちごめ(プロフ) - yumさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません…!!長期戦になりますがこれからもこんな2人をよろしくお願いします(笑) (2017年5月12日 0時) (レス) id: 9e06a18cdb (このIDを非表示/違反報告)
オオムラサキ - トップ画もお話の内容も好きです!!更新めっちゃ楽しみにしています。 (2017年5月9日 16時) (レス) id: 9910ac75da (このIDを非表示/違反報告)
yum(プロフ) - 赤司もかっこよく決まって、主人公ちゃんもちょっといい感じだったのに、最後の五円チョコ(笑)最高ですね(笑) (2017年4月15日 5時) (レス) id: 16305ab699 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もちごめ | 作成日時:2016年1月11日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。