15 このスマホ防水じゃないんで ページ16
1月末。
風呂に入ってるとさつきから電話がかかってきた。
いつもLINEなのに珍しいなーと思いながらも電話に出る。
『へい、こちら間宮ぁ』
「あ！もしもしAちゃん！？さつきだよ！今大丈夫？」
『用件があるなら短めによろしく』
あんまり長電話するとそのままのぼせてしまいそうだった。
さつきの声はいつもより弾んでいた。
いい加減、敬語つかわないかなあ……。
「あのね！1月31日ってあいてる？」
『んー…、たぶんあいてるかなー。なんで？』
「あのね！その日にキセキの世代で集まってストバスするんだけどね、」
『ごめん、その日あいてなかったわ。切っていい？』
「ダメだよ！もうっ、嘘ばっかり！」
『うっせ』
キセキの世代と聞いた瞬間、とっさにあいてないと嘘をついたが見破られてしまった。
だって、ありえない。
何が悲しくて大事な休日を奴らと過ごさねばならんのだ。
仲直りして仲良くストバス？
勝手にやってろ。
「その日ねーテツくんの誕生日なのー」
『へーおめでとー。黒子にLINEだけ送っとくわー』
「Aちゃんが来たらテツくん喜ぶと思うんだ！」
『はは、喜ばないと思うから絶対に行かない』
「………チッ」
『…………おい、お前今舌打ちしただろ』
先輩に向かって舌打ちしたよこの子。
桐皇はどんな教育してるのかな？
女子の上下関係ってちゃんとしないと女って怖いんだぞー。
誰かさつきに教えてやれ。
「じゃあ赤司君に連れてきてもらお」
『おいバカ、そこで赤司出すのは卑怯でしょ』
「じゃあAちゃん、どうしたら来てくれるの！？」
『だから行かねーっつってんじゃん、バカ。もうどうしたら諦めてくれるのー？』
「うるさい真似しないでAちゃんのバカ！」
『先輩敬えよバ――――カ！！！』
結局お互いバカバカ言ってたらさつきは拗ねてしまった。
きっとこの後、赤司に電話するに違いない。
赤司のこと着拒しとこ。
「なんか声響くけどAちゃんお風呂なう？」
『うん』
「写メって送っ、」
『しねバカ』
あたしは勢いに任せて電話を切った。
全員が全員お前みたいな豊満な胸を持ってると思うなよ。
肩重そうだね、あたしは軽くていいや………クソが！！！！！！！
16 どこ振り向いてもクズばっか→←14 牛丼1人5000円
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 616人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Myuna(プロフ) - 毎日続き楽しみにしてます！応援してます 頑張って下さい！(。・ω・。)ゞ (2017年8月6日 20時) (
レス) id: ce2e2cbeea (このIDを非表示/違反報告)
もちごめ(プロフ) - オオムラサキさん» ありがとうございます！！ぼちぼちですが更新頑張らせていただきます〜！！ (2017年5月12日 0時) (レス) id: 9e06a18cdb (このIDを非表示/違反報告)
もちごめ(プロフ) - yumさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません…！！長期戦になりますがこれからもこんな2人をよろしくお願いします（笑） (2017年5月12日 0時) (レス) id: 9e06a18cdb (このIDを非表示/違反報告)
オオムラサキ - トップ画もお話の内容も好きです！！更新めっちゃ楽しみにしています。 (2017年5月9日 16時) (レス) id: 9910ac75da (このIDを非表示/違反報告)
yum(プロフ) - 赤司もかっこよく決まって、主人公ちゃんもちょっといい感じだったのに、最後の五円チョコ(笑)最高ですね(笑) (2017年4月15日 5時) (レス) id: 16305ab699 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちごめ | 作成日時：2016年1月11日 3時
