放課後の教室と貴方の字３

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斎藤：･･･神山そろそろ起きろ、時間だ。

A：ん･･･？

沖田：そのままでいいじゃん、面白いし。

斎藤：それでは授業に出れないだろ。

A：･･･起きます･･･すみません。



重い頭を持ち上げる。



A：ぼ−))ありがとうございました。

斎藤：･･･大丈夫か？

A：ぼ−))はい、大丈夫です。

沖田：見事にぼ−っとしてるね。



教室に戻っても重たく、思考が回らない。授業もまともに聞けないまま終わった。

家に帰るとク−ラ−に直行する。


ピ――ピピッ！


電源が入ると次第に涼しくなる。



A：生き返る−



涼しくなったか頭の痛みも少し和らぐが気持ち悪さとダルさは全く取れない。

風呂に入り、汗でベトベトになった体を洗う。

風呂に上がっても気持ち悪さとダルさは取れず、


ブブッ−ブブッ−


携帯のバイブが机の上で響く。送られてきたのは珍しくお父さんからだった。


〖お婆ちゃんからで電話が来ていないか？〗


何故お婆ちゃんなのかが分からないがとにかく打ち返す。


〖来てない〗

〖来てないなら、早めに様子を見に行ってくれないか〗


青森までわざわざ行けっていうのか？


〖何故？〗

〖とにかく見てきてくれ〗


その後は何一つ返信も来ないまま、押し付けられる形になった。

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