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園児になってもらった 人外編 ページ13

-あろま編-

-ピンポーン

「…!」

『あろまお兄ちゃーん!』

「うぉっ!?…い、いらっしゃいAちゃん」

パタパタと走って飛びついてきたのがAちゃん。
僕の好きな人である。
最近Aちゃんが僕に抱きついて来るから恥ずかしいけど、いつもいい子いい子ってしてあげてる。
…だってすごい嬉しそうだから僕も嬉しくなる。

「ぶ、ブレザームーンの映画見る?」

『…!見たい見たい!』

Aちゃんはブレザームーンが好きみたいで最近はそれのグッズばっか買ってもらって、Aちゃんと遊ぶのが楽しみ。
お母さんもなんでそれが欲しいのって顔されるけど、僕の趣味じゃなくてAちゃんのためなのだ!

『あろまお兄ちゃん、はんにゃかめんの真似してー』

「お、俺が!?」

そこらへんに放り投げてた般若面を持ってきて着けてとおねだりされる。

「…はーはっはー。Aちゃんを守る般若仮面様の登場だー」

『お兄ちゃんかっこいい…!』

嬉しそうに目をキラキラさして飛び跳ねるAちゃん。
…照れるじゃないか。ちきしょう。


-eoheoh編-

「ほら、Aちゃん来るから起きてなさいー」

「んぅ…」

早くAちゃん来ないかな。
待ちくたびれて寝てしまった。

『おにいちゃーん!』

「…やぁ」

寝起きでいらっしゃいって言えなかった。
ぴょんぴょんと跳ね回っているAちゃん。
Aちゃんじゃなかったら突き飛ばすか寝ているけど、Aちゃんだから許せる。

『今日ね!お母さんがぷりん買ってきてから一緒に食べよ!』

「…!ぷりん!」

一気に目が覚めた。
すぐにAちゃんと一緒にぷりんを食べたい。

「早く一緒にたべよ」

『わー!おにいちゃん力持ちー!』

待ちきれないからAちゃんを抱っこして急いで台所へ行った。
するとお母さんたちが箱を開けてプリンを用意している最中だった。
なかよしだねーてAちゃんのお母さんが言ってくれた。
なんだか顔が熱くなってきた。

『はいお兄ちゃんどーぞ!』

「ありがと。…Aちゃんこっちに座ろ?」

僕はソファに座って膝の上をぽんぽんと叩く。
するとAちゃんはすぐにプリンを持ったまま膝の上に座って見上げてきた。かわいい。

『ぷりんおいしーね!』

「んまい」

好きなものを一緒に食べると美味しいって先生が教えてもらった。
だから明日はAちゃんの好きなものを一緒に食べたいな。
…甘いものがいいなー。


.

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作者名:もちぷよ | 作成日時:2023年1月10日 13時

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