黄色のデルモとの非日常生活。

都市伝説2 ページ2

放課後になり、私とさつき以外の人は部活やら委員会やらで教室には誰もいない。


「まず何するの？」



放課後ってなんだかテンション上がるよね！
しかも先生もいないから、好き勝手できるし！



桃井「えっとね、この魔法陣を生血で書く」


「はい？」




生血…？
今までのテンションが一気に冷めた気がした。


桃井「うん、ほら」



さっきのサイトを開いて見せてくれた。









そこには









『この魔法陣を生物の生血で書くとー？？？
な、なんと！格段に成功率アップだおっ♪
いざ、やってみるぽよ〜ん！！！』





「何この文章腹立つわ」





誰だこれ書いたヤツ！！「だおっ♪」って！
「ぽよ〜ん！」って！殺意しか出てこない！


桃井「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて！」


「あ、ごめん」


ふぅーと息を吐き気持ちを落ち着かせる。
次は見ないようにしよう…



桃井「う〜ん、流石に生血で書くのは無理だよね」


「何か代わりのやつにしたら？」


桃井「そうだね！じゃあ何かの赤い液体にしよっか！」


「でもそれだと床汚れちゃうよ？」


桃井「……確かに」




うーんと唸るさつきが可愛いーと思いながらも私も考える。








赤い液体か……
床を汚さないやつで、身近にあるもの、
それと、後片付けも楽にできるものは…







「あ！そうだ！」









…









…









…









桃井「……よーし！やっと書けたね！」


「あー！一時間もかかっちゃったね」



私とさつきは生血の代用を使って、魔法陣を約一時間かけて書いた。
意外と細かくて何度もやり直したけど…魔法陣は上出来だ。









え？
何で書いたかって？






フッフッフッ！





それはね………！

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