絶対赤司(王政)？とことん逆らってやる！２「黒子のバスケ」

ギャップ ページ25

(赤司)「大丈夫か？
呂律も回ってないし体が赤いぞ？」








ピタッ









赤司が私の頬に手を当てた









冷たくて気持ちいい。









(赤司)「…………熱いな」



(百合)「え！もしかして風邪！？」





(赤司)「仮に風邪だとしても、
呂律くらい回るだろう。









一応僕の部屋に寝かせておく。
A、立てるか？」






「………んーん(ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ)」

頭を横に振る







(赤司)「そうか…









じゃあ運んでやるから









手を離してくれ」


「やらっ！！」





赤司の手があまりに気持ちいいから
ずっと私の頬に両手で固定してスリスリしていた。









(百合)「きゃー！A可愛いっ！

いつもクールな感じなAがっ…！
これはレア！！

写真撮っとこ(パシャ)」






(赤司)「……僕の言う事は絶対だ。
手を離せ(ｸﾞｯ)」


「あっ…」



無理やり手を離された








「うぅ……///酷いよぉ…」





(百合)「(パシャシャシャシャ！！)←


………征最低！ 無理矢理手を離すなんて！
このAを見て何も思わないの！？
涙目で顔を赤くして！ 可哀想でしょ！？」







赤司side



(赤司)「っ…」


確かに泣きそうだ。
ここで泣かれたら、僕が悪いと周りの奴にまで思われてしまう。それは避けようと思い、仕方なく









ピタッ









手を頬に当てた。








するとAは







「気持ちいぃ〜///(へにゃ〜)」







効果音が付きそうなほどの笑顔だった。
いつもと違う。
ギャップがありすぎて動揺してしまう。






(百合)「( ﾟ∀ﾟ)･∵. ｸﾞﾊｯ!!
破壊力半端ないな…！

安心して征！これムービーになってるから！
後で送ってあげる！」



(赤司)「頼んでない。送らないでいい






……A、行くぞ」




「あっ…」








Aから手を離し、抱き上げる。









…………顔が近距離になったからわかる。




ほんのりアルコールの匂いがする…








酔っているのか。
呂律が回っていなかったのも、体が赤いのにも説明がつくな。









…









……良かった。
何かの病気でなくて……









(百合)「せ、征がお姫様抱っこしてる！

後でAと征に絶対送ってやろう…！」

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