6:帰還 ページ7
〜貴方side〜
しばらく兵長の方を見ていた気がする
でも、本当は一瞬だったかもしれない。
「リヴァイ!無事か?!」
団長が馬を連れてこっちに走ってくる。
「それと...君の名前を名乗ってくれないか?」
私は慌てて自分の名前を名乗る。
「102期調査兵!A・レグナです!」
「そうか...リヴァイ、レグナ。急いで壁内に帰還しよう。今回の壁外調査は巨人の数が多い」
「了解だ。エルヴィン」
「わ、分かりました」
私は馬を走らせる前に、リアナの死体の方向へ向かった。
そして、リアナの制服に縫い付けてあった自由の翼の紋章を取る。
いつの日かリアナに聞いた事がある。
仲間が死んでしまった暁には、この制服の紋章を取って壁内の家族に渡すのだとか。
最後まで、人類に心臓を捧げた印として。
私はリアナの紋章を取ると、
静かにその場を去った。
去り際に心の中で、リアナに誓いを立てる。
“巨人を必ず絶滅させる”
それがリアナの願いだった。
だから、私がリアナに代わって成し遂げる。
天国で見守っててね。私がやってみせる。
私達三人は、僅かに生存していた仲間と共に壁内へと帰還する。
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抹茶タピオカ2号(プロフ) - 時雨 サトさん» え?!本当ですか!ありがとうございますm(_ _)mゴツ!とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年5月22日 18時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 サト - 抹茶タピオカ2号さん» 観覧ありがとうございます!抹茶タピオカ2号さんの作品も見させて頂いております!ビックリしすぎて発狂しそうです←キャアアアア(( (2020年5月22日 15時) (レス) id: bf2420a828 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年5月21日 16時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 サト@ギガ容量が絶滅危惧種 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2020年5月20日 15時