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梅雨が明けて、制服は夏服になった。
昼休み。
日向と距離を置いて1ヶ月たったのか、と俺はぼんやりと1人、机に座って思っていた。
1ヶ月前のあの日。
いつものように｢おはよう｣と挨拶してきた日向に、俺は挨拶を返さなかった。
なんだかんだで日向へ返事をしていたから、返事をしなかったのはあの日が初めてだろう。
日向は少し眉を下げて｢今日は機嫌悪いのかな……？｣と笑っていた。
俺はそれさえも無視して雑誌を読み始めた。
日向はそれを見て、邪魔したらいけないと思ったんだろう。
すぐに他の奴のところへ行った。そこには呼び出した奴もいた。
日向に対する罪悪感と、そいつに対する苛立ちが芽生えた。
「やっぱり、俺と関わるのは同情なのか」
なんて、日向の背中をちらりと見て呟いた。
小さいから誰にも聞こえてはいないだろうけど。
そう思いながら、俺はまた雑誌に視線を戻した。
俺は知らなかった。
そのとき、日向が悲しそうな顔をしてることなんて、全く知らなかった。
それから1ヶ月たって、今に至る。
席替えをして席が離れたにも関わらず、日向は毎日話しかけてくる。俺は返答しないのに。
同情もここまでくるとうざいな、と少しイラついていた。
返答しないのに、明らかに避けてるのに、変わらず接してくる。
けど、それが同情だとしても嬉しかった。
早く前みたいに話したい、とか柄にもなく思った。
それがもうすぐ叶うことを、このときの俺はまだ知らない。
昼休みがあけて、午後の授業になった。
午後の授業は体育で、この日はたまたま男女共に体育館での授業だった。
だるいな、と思いながら授業を受けていると、突然何かが倒れる音がした。
そして、その音に続いて聞こえてきたのは
「ひなちゃん！！｣
「先生！日向さんが！｣
女子達の悲鳴だった。
その声に振り返る俺の視界に入ったのは倒れている日向。
そして、その周りには驚いて動けないクラスメイト。
ある日の体育の時間、日向が倒れた。
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甘茶バニラ(プロフ) - キンキングさん» コメントありがとうございます！本当に受かって良かった……！良い新年を迎えられそうです！そして、好きだと言ってくださってとっても嬉しいです！頑張ります！！本家様の御幸君のイメージを悪くしないよう、興味を持ってもらえるようこれからも頑張ります！ (2016年12月25日 22時) (
レス) id: 58dda532bb (このIDを非表示/違反報告)
キンキング - 受かって良かったですね！おめでとうございます。この小説とても好きです。頑張ってください。御幸君可愛いくて格好いいです。 (2016年12月23日 13時) (レス) id: 5282c6bdb5 (このIDを非表示/違反報告)
甘茶バニラ(プロフ) - スズみんさん» コメントありがとうございます！返すのが遅くなりすいません！そうですね。亮さんもなんだかんだで夢主ちゃんのこと大事に思ってますね。微笑ましい……()御幸くんの応援ありがとうございます！頑張ってくっつきますように！！更新頑張ります！ (2016年12月4日 11時) (レス) id: 58dda532bb (このIDを非表示/違反報告)
スズみん - 面白いです！亮さんも何だかんだ夢主ちゃんのこと好きなんだなって思いました。御幸くんがんばれ！次の更新も楽しみです！ (2016年10月20日 9時) (レス) id: 73a109ad5b (このIDを非表示/違反報告)
甘茶バニラ(プロフ) - 龍神さん» コメントありがとうございます！距離置いてても御幸は夢主ちゃん気になって目でおってるんですよ…全く素直になってほしいものです…() 更新頑張るのでよければ続きを楽しみにお待ちください！コメント本当にありがとうございました！ (2015年11月28日 18時) (レス) id: 49134330fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘茶バニラ | 作成日時：2015年4月30日 7時
