双子の姉と入れ替わって遊んでます【黒尾鉄郎】

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ぼーっとバレー部の練習眺めてる内に
いつの間にか練習が終わって皆んな片付けをし始めた





結構真剣に見てたからか時間が経つのが早く感じた



さて、先に校門の前で待ってようかな





荷物を持って校門に行こうとすると肩をポンと叩かれる





「椿さん！突き指したんでテーピングお願いしていいですか…ってあれ？なんかイメチェンしました？」




振り向くとリエーフ君がテープを持って私にお願いするが、いつもの椿と違うので不思議そうな顔をする



今音駒のジャージ着てるし椿と勘違いしたのだろう



それよか私テーピングできないんだけど
どうしよう…



「椿さん？」

「あーえっと…」




困っていると椿がリエーフ君に話しかけた




「リエーフどったん？…あっテーピング？ほらやってあげるからこっちおいで」

「ん？椿さんが二人？…え？ドッペルゲンガー？」

「あぁ…説明が面倒になりそう」

「ありゃAもそこにいたんか」

「ちょっどう言う事っすか！どっちが椿さんですか？！」



未だに混乱しているリエーフ君に椿はテーピングしながらドヤ顔でこう答えた



「ちょっとリエーフ！どう見てもこっちが椿でしょ？よく見ていつもの可愛い私の顔を、あっちと違うでしょ？」

「んー…確かにこっちの椿さんの方が可愛いかも」

「おいこら二人とも私に失礼だぞ」




軽く椿とリエーフ君を小突いた





「ってか椿練習終わった？早く帰るよ」

「ちょっと着替えるからもうちょい待って」

「所で椿さん俺まだ状況が理解できてないんですけど、この方は誰ですか？」

「ん？あぁ実は私忍者で影分身使えるんだ〜だからこれは私の分身。だからこの事は皆んなに秘密だよリエーフ」

「マジ？椿さんスゲェ！俺絶対に秘密にする！」

「ほらわかったら早くリエーフも着替えておいで」

「はい！」




少し興奮気味にリエーフ君は部室に走っていった





「待ってあれ本当に信じてるの？」

「リエーフは純粋だからね〜からかい甲斐があるでしょ？」

「うんあれは可愛いわ」

「でしょー、それじゃ私も着替えてくるからAはここで待ってて」

「はーい」









…





，







その頃バレー部の部室では



「あれ？俺のジャージの上着がねぇ…」

「クロのジャージなら椿が持ってってたよ」

「は？何で」

「知らない」

「まぁ後で返してもらえばいっか」

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