モリノコビト。＊2＊

めでたしめでたし？ ページ42

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「こいつの代金はあんたが払ってね

結構な金額を要求して来たけど、必ず明日には届けろって注文つけたし、危険を犯して森に入る訳だし、まあ、仕方ないよね」


「え？……………Σええっ！？(汗)」


「わあ、なんだこれ………まるがいっぱい！」


「ふあぁ、しょーちゃんおはよー………って、どしたの？」


「……………どうしましょう。(泣)」


「ん？」




植木と水の代金、予想以上に高額だったみたいですね

サトシも、まるがいっぱいだと言ってますし



けどまあ、可愛い可愛い小人たちの為です

諦めて、貯金を下ろしてください




「………とほほ(泣)」


「どしたのしょーくん…おなかすいたの？」




だってほら




「うん……朝ごはん、食べようか？」


「うん！僕ツナ缶がいい！！」




こんなに可愛い小人さんの笑顔は


お金では買えませんからね？




「解ったよ

野菜ジュースも飲む？」


「飲むぅーっ！！

僕、ツナ缶 も野菜ジュースも、しょーくんもだぁい好きいっ！！///」


「俺も…大好きだよ///」






こうして

当面の安全を確保した小人の兄弟は


次の翔の纏まった休みまで、安心して日本に滞在する事が出来たのだそうな




ただ。






「あ〜あ……僕も、しょーくんと同じ大きさだったら、もっといっぱいツナ缶食べれるのになぁ…

そしたらさぁ、一緒に色んなことして遊べるしさぁ、ぎゅうーって、はぐ出来るしさぁ…

…僕、しょーくんとおんなじ、人間みたいになりたいなぁ…///」


「え？////」


「何危ないこと言ってんのよ」


「俺もおっきくなったカズちゃんとハグしたーい♪」


「バカ言ってんじゃないよ////」






小人の兄弟が、人間化しなかったかどうかは






「はぐーっ♪しょーくんとはぐぅーっ♪♪」


「ハグーっ♪カズちゃんとハグぅー♪♪」


「お黙り、この天然どもがっ！！」


「…………さ、サトシくんとハグ。/////」






解りませんけど


ね？






―おしまい―






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