検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:188,140 hit

自慢したい ページ17

.




「んじゃあさ、土産話し聞かせてよ♪」


「土産話し…?」




土産話しと言われて、翔は真っ先に小人たちの事を思い浮かべました


けれど、彼らの事は絶対に話さない様にと、カズナリに釘を刺されておりましたし

翔も、決して可愛い小人の兄弟の事を言い触らす気などありませんでした







「…なあ、相葉くん」




可愛い可愛い小人の兄弟の事を、誰かに自慢したかったりもしていたので


仲良しで、しかも口の固い雅紀になら、言っても良いのでは無いかと

そんな思いに駆られてしまったのです




「なぁに?しょーちゃん」




真面目な顔で自分に呼び掛ける翔を見て、不思議そうに小首を傾げる雅紀に

翔が、声を低くして言いました




「お前、口固いよな?」


「ああ〜?…んん〜…そこそこやーらかい♡」


「……………」




口が固いかと言う翔の問いに、自分の唇をむにむに弄って柔らかいと答える雅紀に、一抹の不安を覚えつつも

翔は、こほんと咳払いをして言いました




「そうじゃなくて、秘密を漏らさず守れるかって話だよ」


「ああ、そゆことね。

うん、言っちゃダメだって言われた事は、絶対に誰にも話さないよ」


「よし…絶対だからな?」




翔は、そう言って辺りに人気の無い事を確認すると

手を添えて雅紀の耳元に口を寄せました




「…実はさ、すっげー土産話があるんだけど」


「ふんふん」


「…絶対に絶対に、内緒だからな?」


「ふん」


「…あのな、実は俺…旅行先でとんでもないもん見つけたんだよ」


「ふんふん」


「…って、口で言っても説得力ないよな…」


「ふん?」




森の中で迷子になって、可愛い小人の兄弟を見付けたのだと言おうとした翔でしたが

そう言ったところで何の説得力も無いし、きっと信じて貰えないだろうと思った翔は


いっそ、雅紀に彼らを見せてやろうと思い付きました




.

お昼寝と言うか、お夕寝と言うか。→←二人とも事務所の稼ぎ頭です



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (428 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
355人がお気に入り
設定タグ:大宮 , 山コンビ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

山花(プロフ) - 見てきたよ〜読んできたよ〜初コメだったよ〜 面白かったよ!! (2016年9月23日 0時) (レス) id: 2175026763 (このIDを非表示/違反報告)
s猫s(プロフ) - 蓮花さん» お待たせして申し訳ないです。さっき鍵を開けましたので、もうご覧頂けます。 (2016年9月23日 0時) (レス) id: 0bbe67d7c1 (このIDを非表示/違反報告)
s猫s(プロフ) - 山花さん» ちょっと遅くなったけど今鍵あけましたー (2016年9月23日 0時) (レス) id: 0bbe67d7c1 (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - 12時過ぎたけど見れない…(T^T)朝を楽しみにしてます〜 (2016年9月23日 0時) (レス) id: eec844ebe1 (このIDを非表示/違反報告)
山花(プロフ) - 楽しみ!! (2016年9月23日 0時) (レス) id: 2175026763 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:s猫s | 作成日時:2016年8月21日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。