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パンの買い置きは無かった模様です ページ13

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「わ、解ったよ…ちょっと待ってて(汗)」




翔は、カズナリに食料を持って来るように言われると

渋い顔をしながらも小走りにキッチンへ行き、戸棚から、シーチキンの缶詰を取り出し

そして、急いで小人の兄弟の元へ持って行きました




「はい。

とりあえずこれで良いかな?」




缶詰の封を開けて、テーブルの上にそれを置いた翔は

大きすぎると思うけど、と言いながら

デザート用の小さなプラスチックのスプーンを、缶詰の上に置きました


小人の兄弟は、テーブルの上に置かれた見慣れぬ食べ物の匂いをくんくんと嗅ぐと

二人で顔を見合せました




「いいにおいがするね、カズ」


「うん、良い匂いだね」


「これ、何だろう?」


「ツナ缶ですよ、多分」


「つなかんって、なあに?」


「マグロっつーでっかい海流魚の身をオイルで加工して保存用に缶に詰めたもんですよ」


「…マジで、何でも良く知ってるよな…

カズくんは一体、何処でそんな知識を得てるんだい?」




サトシに、恐らくは、自分も初めて眼にしたであろうツナ缶の説明をするカズナリを見て、不思議そうに首をかしげる翔


カズナリは、そんな翔をチラッと一瞥すると

小人には大きすぎるスプーンを両手に抱え、ツナ缶を掬って言いました




「たまぁーにね、あんたみたいな間抜けが森に迷い込んで来ることがあるんだよ

そいつらの荷物を漁って色々とね…はい、兄さんあーん。」




大きなスプーンでは、自分の口にツナを運ぶことは出来ませんでしたから

カズナリは、翔に自分がどうやって知識を得ているのかを軽く話しながら、掬ったツナをサトシの口元に運んでやりました




「あーん。……んっ、これすんごいうまいっ!!///」




カズナリにツナを食べさせてもらったサトシは、初めて食べたツナがいたく気に入った様で

もぐもぐと一心不乱にスプーンの上のツナを食べました


それから、満足いくまでツナを食べたサトシは、カズナリの手からスプーンを受け取り

カズナリに、ツナを掬って食べさせてあげました




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作者的には野菜〇活が一番好きっす→←なるんです。



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山花(プロフ) - 見てきたよ〜読んできたよ〜初コメだったよ〜 面白かったよ!! (2016年9月23日 0時) (レス) id: 2175026763 (このIDを非表示/違反報告)
s猫s(プロフ) - 蓮花さん» お待たせして申し訳ないです。さっき鍵を開けましたので、もうご覧頂けます。 (2016年9月23日 0時) (レス) id: 0bbe67d7c1 (このIDを非表示/違反報告)
s猫s(プロフ) - 山花さん» ちょっと遅くなったけど今鍵あけましたー (2016年9月23日 0時) (レス) id: 0bbe67d7c1 (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - 12時過ぎたけど見れない…(T^T)朝を楽しみにしてます〜 (2016年9月23日 0時) (レス) id: eec844ebe1 (このIDを非表示/違反報告)
山花(プロフ) - 楽しみ!! (2016年9月23日 0時) (レス) id: 2175026763 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:s猫s | 作成日時:2016年8月21日 16時

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