沖田くん、俺の妹を貰ってくれない？((

貰ってくれ Re : 00 ページ49

「「旦那/お兄ちゃん。お話がありまさァ/す。」」





改まったかのように万事屋にきた、Aと沖田くん。





突然なんだよ、しかも妙に緊張してるっぽいし。





「で、どんな話アルか？」





「僕も聞きたいです！」





横から神楽、新八が入ってくる。





当の本人達は目で会話してるよ。





そんな中、Aが口を開いた。





「あ、あのですね。私達実はけ、けけけ…総悟パス！！！」





「旦那、俺たち結婚する事になりやした。」





は？





はい？何を言っているのかな？うん？





「え、マジで？」





「うん。結婚します、お兄ちゃん。」





昔よりか、大きくなった背丈。





俺とは正反対のストレートの金髪に緑眼。





いつの間に大きくなったのか。





身近にいると、やっぱり成長は微々たるもので気づきにくい。





離れて気づいたのは、''コイツも成長している''。





「そうか。」





「今まで、お世話になりましたッッ！！」





だからこそ今この言葉をお前に送るよ、妹よ。





「幸せになれよ。」





そう言い、Aの頭に手を乗せて撫でてやった。





「はい''っ''。」





顔を上げたAは案の定、泣いていた。





「沖田くん、妹を頼むぞ。」





「任せてくだせェ。Aの事は命を懸けて守りやす。」





「クッサイ言葉ネ。A姉を傷付けたら、銀ちゃんより先に私がお前を殴るアルヨ。」





酢昆布の箱を握りつぶしてるし！？





何より目が血走ってるし！？





「まぁ、その時は万事屋が許さないと思ってくださいね？主に僕の上司と部下が。」←





お前のその適当加減ンンンン！！！





「ま、とにかく式には呼べよ。」





「「分かってまさァ/る。」」





A達は帰って行った。





もう辺りは綺麗な夕暮れだった。





あの2人を祝福するかのように。







f i n .

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