沖田くん、俺の妹を貰ってくれない？((

貰われます 24 ページ27

〜Side A〜

今はきっと、夜の2時。
今頃みんなは寝静まってる。
あの場で色々言っておいてよかった。

ここに泊めてもらえないと、脱出ルートの確保ができない。
私はそこまで考えない程、あいにくバカではないんでね。

「よし、行くか。」

そーっとそーっと、忍び足で歩き出す。
そして、身をかがめながら進む。

えっと、ここは・・・・どこ？
ただの廊下だとは思えない。
月夜に照らされているからわかるが、糸が張り巡らせられている。

あれに肌が触れれば、切られるっていうオチなのは予想がつく。
これはもしかしたら河上万斉が巡らせたもの？
否、そんな事はどうでもいい。

＊

時間をかけて辿り着いた脱出ルート。
ここには地上ルート、海上ルートのそれぞれ2ルートの計4ルートがある。

海上ルートの場合、港まで短距離だが泳がなければならない。
下手をすれば、低体温症を伴うリスクがある。
冬の海をなめたらダメだ。

そして残るは操舵室。
さすがに夜中までこんなところに残る人はいない。
だってただ海に浮かんでるだけだし。
違法駐車してるだけだし←

「晋ちゃん、やっぱり私、アンタだけは信用できない。ごめんなさい。」

色んな意味で信用できない。
幼馴染だから信用しろや、ってわけにはいかない。
仮にも過激派テロリスト。

思いながらも、操舵室に起爆装置を仕掛けた。
ヅラに教えられたんだよね。

きっと真選組は・・・・総悟達は帰ってきた頃だろう。
そして私がいない事に慌てる。
でもきっと、私の居場所を掴むのは難しい。

何も証拠を残していないから。
起爆装置のリミッターはそんな中でもとっくにスタートをしていた。

「リミットは48時間後。それまでにちゃんと助け出しなさいよ。私だけじゃ人数差、体力差がありすぎて倒せないもの。」

残り47時間45分23秒。

貰ってやる 25→←貰ってやれ 23

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

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