どうせなら、雪になって消えたい【鬼滅の刃】

二十. ページ20

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背中に強い衝撃を感じ、目を開ければ


そこは見慣れたお館様の屋敷だった


座敷の上には困ったような表情で私を見るお館様


そして、怒りを顕にする柱達




お館様｢目覚めたようだね...A｣




頭を必死に回転させた。私はなぜここにいるのか、



そうだっ....





A｢お館様っ...お逃げください!!天乃がっ!!....がはっ｣




背中を思い切り殴られた


振り向けば、実弥くんが私を殴りさらには腕を縛られていることに気づいた




A｢な、なんで私...縛られて｣



実弥｢いつ暴れ出すかわからねェからよォ...なぁ雹山、てめェなんのつもりだァ｣



A｢なんのつもりですって...私だってあなたに殴られる覚えはない。それより、今すぐ天乃を殺さなければ!!あの女は悪魔ですっ!!!｣



時透｢ねぇ、正気?｣




柱達は立ち上がり、私に刃を向ける


しかも....感じたこともない殺気も放って




A｢ちょっと...どういうことですか｣



悲鳴嶼｢なんと哀れな...ここまで来ても隠そうとするとは｣





胡蝶「あなたにはガッカリです。」



伊黒「鬼を庇い、仲間を攻撃するなど鬼殺隊失格だ。いや、人間失格だ」




アイツ...私を悪役に仕立て上げるつもりだ


確かに天乃に攻撃しようとした、けど


鬼殺隊が守るべき人間達を平気で殺していたアイツが一番人として失格じゃないか





A「待って...私は何もしていない!!! 天乃がっ」



実弥「口答えすんじゃねェよ、裏切りもんが」



A｢違うっ...私は、本当になにも｣






皆より一歩離れた場所にいた義勇


彼だけが私に刃を向けていなかった



ねぇ義勇...信じてくれるよね








義勇「.....お前の顔、もう見たくない」



A｢えっ....｣







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