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ep.14 月島蛍side ページ16

山口と別れて商店街に足を運ぶ

さっき佐々木ってヤツが言ってたこと。




元々Aのことは好きじゃなかった
簡単に付き合えそうだったから選んだだけ..




このことをAは知ってる
ホント..面倒くさい


_________________


アイスクリーム店に入ると、店内はまあまあ賑わっていた

Aの姿を探す


『あれっ!君、Aちゃんのお友達の子だよね!』


社員さんらしき人。



『Aちゃん、ついさっきあがっちゃったよ。
体調悪いって言ってた』




_____________________



『蛍ー!お風呂入っちゃいなー』


一階から聞こえる母さんの声
ベッドに沈みヘッドホンをつける


結局、あの後急いで店を出て追いかけたけどAは見当たらなかった。



彼女の家のインターホンに手をかけたけど、ボタンを押すことは出来なかった

何のための幼なじみだよ。すぐそこにいるのに

なんて声をかけていいかも分からない。
でも、隣に座って背中をさすることくらい僕にだって出来た
話を聞くことくらい、僕にも出来たんだ


周りの人が落ち込んでたらきっと、彼女ならそうする。



..怖いんだ



涙をたくさん溜めた目で、あの華奢な身体をさらに小さくしてうずくまるAが




まだ彼が好きだと、



本当は別れたくなかったと





僕に吐露する姿




自分勝手だね。自分でも笑っちゃう







バカはどっちだろう。

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いぶき(プロフ) - ツッキーの不器用なところがもう最高です!!これからも更新楽しみにしています! (2020年5月25日 22時) (レス) id: 9e0914cc14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そるり | 作成日時:2020年5月23日 11時

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