platonic love... (ページ20)

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story１８ページ20

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家に帰り〝今日はありがとうございました〟と
連絡を入れるとすぐ既読がつく
見てくれてるんだ、とドキドキしていると
画面に彼の名前が出て、着信音が鳴る

反射的にすぐ通話をタップする

『もしもし･･･』

〝いきなりかけてごめんね〟

『い、いえっ』

〝普通に返信しようと思ったけどせっかくなら声聞いときたくて･･･迷惑だった？〟

『迷惑だなんて、そんなことないです。嬉しい･･･です』

〝そっか、よかった。あの･･･さ〟

『はい･･･』

〝Aって、呼んでいい？〟

ふいに呼ばれた名前にドキッとする

『ど、どうぞ』

わたしも呼ぶべきなのかな？とは思ったものの
まだ慣れないうちは恥ずかしい･･･

〝俺の名前は慣れたら、呼び捨てで呼んでくれていいから〟

『わかりましたっ･･･』

〝あ、あとー･･･あの、明日からの事なんだけどさ〟

少しの沈黙が生まれる

〝明日から昼休み屋上で一緒に食べない？〟

『えっ･･･』

〝いやほら、帰りは俺部活だから一緒に帰れないし、一緒に過ごす時間を少しでも作れたらいいなって･･･凛も連れてきていいから〟

その言葉に緊張しながらも
2週間しかない期間で、彼を少しでも知る時間がないと
意味が無いと思い、凛ちゃんがいるなら平気かなと返事をする

『わかりましたっ･･･慣れるまで凛ちゃん連行しますねっ』

〝おっけおっけ。ありがとうね〟

『いえいえ、よろしくお願いします･･･』

〝とりあえず、話したいことはそれくらいかな･･･もう寝る？〟

『そう･･･ですね。そろそろ寝ます』

〝ん。今日は本当にありがとう、おやすみまた明日〟

『はい、おやすみなさい』

電話を切ったあと急に恥ずかしさが込み上げてくる
明日からどんな日々が待っているんだろう

ドキドキと、ほんの少しの不安を抱え
眠りについたのだった