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story27 ページ29

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凛ちゃんに両肩をポンっとされる


『行ってくるね、またあしたっ!』


そう言い、教室を出て校門へと向かう
下校の生徒もいつもより時間がズレたせいか人もまばらだ


遠目からでも分かる彼の姿
小走りで校門へと走る


『はぁ・・・っ・・・すみません、お待たせしましたっ・・・』


「そんな急がなくてもいいのに(笑)俺も今来たところだから」


そう言う彼の顔が優しくて、
きゅんとする

走ったため、髪型が崩れてないか不安になり
手で髪を触り確認する


「てか、その髪型・・・」


『おかしい・・・ですか?』


やっぱ崩れちゃったかな
せっかく凛ちゃんがしてくれたのに・・・
と思っていると彼が口を開く


「いや・・・すっげー可愛い。てか可愛い、めちゃくちゃ可愛い・・・」


可愛いの3連弾に加え、彼が自分の首裏を触っていて
その言葉と姿に私の顔も熱くなる


「じゃあ・・・行こっか」


自然と手を差し伸べてくれる
私はその手をぎゅっと握り返し2人で歩き出した


「あ、そうだ。少し時間ある?」


『ありますけど・・・どうかしました?』


「俺の願望なんだけどさ、いや恥ずかしいんだけどさ。女みたいかもしれないんだけど、言っていい?」


何かと思い、思わず生唾を呑む


『ど、どうぞ』


「プリクラ撮んねえ?」


その言葉に一瞬固まる

プリ・・・・・・クラ・・・?
えぇ・・・かわいすぎるなにそれ・・・


「ダメ・・・?」


『だ、だめじゃないです!行きましょう、行きましょうっ!』


男らしさもあるのに可愛さもあるなんて
いくつ心臓用意しとけばいいんだろうか

良い意味で、たまったもんじゃない・・・


他愛もない話をしながら近くのゲーセンへと向かう


「俺んち、ゲーセンのちょっと先でさ。いつも帰り際カップルとかいるの見かけてなんだかんだ少し羨ましいって思ったりしてたんだよね。だから、Aと撮りたいって思って。制服デート的なやつ?」


意外と乙女いてる彼が可愛くて
たまらなかった(語彙力)


目的地へと到着し、機械の中へと入っていく


『やばいです・・・めちゃくちゃ緊張します・・・』


「言い出しっぺの俺も緊張してるから・・・」


機械に言われるがまま操作を進めて行く

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作者名:monoa | 作成日時:2020年7月17日 20時

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