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22話目です。 ページ31

黄瀬side



 ダッサ。




 祥吾クンに負けて、言い寄られてた女子にこんな姿見せて。




 そりゃ、ダサいって言われて当然だ。




 だけどAっちは違った。




 あんなにボロ負けしたのに、凄いことだって言ってくれた。




 練習の時はいつも辛口なのに、




 こんなときに褒めるなんてズルいッスよ。




 怒ったときの変わり様には驚いたッスけど。




 二人が出ていった後、Aっちは鋏を赤司っちに返すと急ぎ足でこっちに来てくれた。




 オレの顔色を見ると、深く頭を下げて謝って来るもんだから更に驚いた。



 少し会話を交わしているとAっちの表情が硬い事に気付いた。




 やっぱり、無理をしている様子。




 すると、赤司っちが早くいった方がいいとかって言ってAっちは急いで体育館を出ていった。




赤「黄瀬。少しいいか。」




黄「あ...はい...。」




 すると廊下に連れ出して真剣な眼差しを向けてきた。




赤「Aについてだ。
  Aと灰崎が幼なじみなのは知っているだろう。」




黄「そう、聞いているッスよ。」




赤「確かにあの二人は幼なじみだが、Aは少し灰崎に依存しているところがある。」




黄「...依存?どういう事ッスか?」




赤「Aにとって灰崎は欠かせない存在に近い。
  入部当時はもっとだった。
  灰崎以外と喋ろうしなっかたし、ただマネージャーの仕事をこなすだけだった。
  最近はやっと...例えるならば、親ばなれが出来てきたような感じだった。
  だが、さっきの平手打ちを叩くとき一瞬躊躇いが見えた。
  つまり、幼なじみを取るか友達を取るかで迷った様なものだ。
  恐らく、今回の件で灰崎は何かしら行動を起こす。Aに対して。」





黄「何かしらの行動って例えば...?」





赤「推測だが、今まで灰崎はAに対して傷つける様な事はしたことが無いだろう。
  でなければ、ここまで信頼を寄せる様な相手では無い。
  あくまで勘だが、二人を引き離す何かが起こるんじゃないか。...と思う。」




 二人を引き離す何か...。




 もし、そうならばオレに何か出来ることは何か。




 そもそも、オレの入る隙があるか...。



 もし、二人がただの幼なじみじゃなくて恋人同士だったら部外者だし。




 ああ、色々考えすぎて頭がパンクしそう。




黄「ちょっと外の空気吸って来るッス。」




赤「...分かった。」

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設定タグ:黒バス , 黄瀬 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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美夜♪(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。すいません、こちらの間違えで、夢主は17ではなく14の設定だったのですが間違えてました。修正しましたが他にも質問やご指摘があれば遠慮なくお願いします。これからもよろしくお願いします。 (2017年7月14日 13時) (レス) id: 5bdc5c3749 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール - あの、身長145cmはちっちゃ過ぎです。17歳なら150~160台がいいのでは? (2017年7月14日 9時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美夜♪ | 作成日時:2016年11月24日 4時

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