緑「14話目なのだよ。因みに、今日のラッキーアイテムは小鹿のぬいぐるみなのだよ。」 ページ17
side 桃井
桃「Aちゃん、大丈夫かな...。」
いつもあたし達に心配をかけまいと無理矢理耐えている。
あんなに苦しそうにしているのを見ているのがツラい。
だけど、自分に出来ることが限られていて、無力に感じる。
黄「Aっち、どうしたんスか？」
きーちゃんのAちゃんに対する呼び名が変わっていた。
Aちゃんの実力を認めてくれた事には喜びを感じたけど、
まだ伝えておかなきゃいけない事が...
桃「きーちゃん、驚かないで聞いてね。」
黄「...なんスか？」
桃「Aちゃん、持病があるの。
それも下手をすれば、命に関わる位の。」
黄「!...そ、そうなんスか？」
説明しているだけなのに、何だかツラくなった。
赤「桃井、ここからはボクが話すよ。」
桃「あ、ありがとう。」
赤司くんにはお見通しなんだなぁ。
そして、赤司くんは淡々とAちゃんの持病について分かりやすく説明を始めた。
赤「病名は、運動誘発性喘息。
つまり、運動をすると発作が起こりやすくなる。
Aの場合、かなりの重度だ。
例えば、バスケの試合に出れば、10分も持たない。
20分以上続ければ、1日以上の昏睡状態になる。
運動をするなら5分がベストといったところだ。」
黄「じゃあ、今回はどうして5分もしてないのに？」
緑「喘息は湿気が多いと尚更発作を起こしやすいのだよ。
今はまだ梅雨明けだからだろう。」
黄「あんなに実力があるのに...。」
青「だからじゃねーの。
強さがあまりにも身体に間に合ってなさすぎんだよ。
あんなチビがダンクできる脚力は普通ならあり得ねぇし。」
黒「チートだと思います。」
多分今はむっくんが付き添ってくれているから落ち着いているだろうけど。
きーちゃんは事実を知るたびに不安そうな顔をしている。
黄「今までに何回あるんスか？
その...昏睡状態に...。」
灰「2回。」
全ー灰「!!」
今まで話に入ってこなかったからというのもあるけど、
2回という事にも驚き。
詳しく聞くと5歳の時に3日間と12歳の時に１週間。
紅「ちょっと。勝手に人の話でしんみりしてんの。」
灰「お前がどれだけあぶねぇかを話さねぇからだろ。」
その後、二人はしばらく口喧嘩を続けていた。
まるで兄妹ゲンカみたい。
なんだかんだ灰崎君は、Aちゃんが心配みたい。
宣伝です。(飛ばしても構わないです。)→←赤「13話目だ。」
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美夜♪(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。すいません、こちらの間違えで、夢主は17ではなく14の設定だったのですが間違えてました。修正しましたが他にも質問やご指摘があれば遠慮なくお願いします。これからもよろしくお願いします。 (2017年7月14日 13時) (
レス) id: 5bdc5c3749 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりノワール - あの、身長145cmはちっちゃ過ぎです。17歳なら150~160台がいいのでは？ (2017年7月14日 9時) (レス) id: 6f03c68297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美夜♪ | 作成日時：2016年11月24日 4時
