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真希と二人で恵を庇って前に立つ。
落ちていた游雲を拾い上げ、真希が持っていた刈爪と交換した。
花「〈もう呪術は使わない方がいい。
アナタに打ち込んだ芽は呪力が大好物。術を使う程
術式の開示か…!!
伏「御親切に!! どうせ殺すつもりだろ」
花「〈説明した方が効くのが早いらしい〉」
説明に気をやっている隙を突いて、真希が游雲で殴りつけるも、躱される。
俺も頭部狙って背後から鎌を投げ付けるも、首をズラすだけで避けられた。
しかし勢いのまま鎖を首に巻き付け、こちらに引き寄せて二人から離れさせる。
そのまま胴体に蹴りを入れて吹っ飛ばしてやろうと考えていたが、腕で脚を掴まれて体勢を固定される。
そして俺の腹に木の枝が突き刺さった。
「「A/先輩!!」」
枝が引き抜かれる勢いのまま、地面に投げ捨てられる。
辛うじて意識を保っている状態で霞む目を開いて二人の方を見ると 真希が木に捕まえられて拘束され、恵が無理矢理印を組もうとしていた。
ふとそこで頭上に気配を感じてそちらを見る。
あァ──、漸く来たか…。
『恵…、もうやめろ』
伏「!」
真希も気付いたようで、苦しい中でも負けじと顔は強気に笑っていた。
希「私らの仕事は終わった。選手交代だ」
──瞬間、特級の上から降り立つ二人。
枝に拘束された真希を東堂さんが助け出し、悠仁が特級と対峙していた。
東「いけるか!?
虎「応!!」
『おせーよ、二人とも…』
二人を見て安心した俺は、気を失った。
東堂さんは強いから勿論だが、"今の悠仁なら"きっとそれについていけるくらいの───。
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はい、これにて主人公のターン終了でございます!
オリジナルのシーンなのでなるべく背景やキャラ達の動きなど分かりやすく描写したかったのですが文字数が増える増える…。
まぁあくまでこのお話での主人公は彼ですし、少しくらい優遇してもいいか… なんて思いながら描いてました。
主人公が持つ呪具…。最初は太刀か小太刀(短刀)にしようかと思っていたのですが、術式との相性を考えて多少なりとも相手の動きを制限できるような物がいいと思い直し、鎖鎌となりました。
皆さんは鎖鎌というと誰を思い浮かべますか?
私は未だに犬夜叉の琥珀くんなんですよねー
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鈴奈(プロフ) - 猫築かなめさん» ありがとうございます!あんまり見かけなかったのでどうせ書くなら推しと仲良くしてほしくて…!!ちょっとずつな更新ですがまた見にきてくれると嬉しいです! (2021年2月25日 0時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 雪マカロンさん» ありがとうございます〜!ちょこちょこ更新頑張ります! (2021年2月25日 0時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 面白いです!推しの狗巻先輩と相棒的な立ち位置は嬉しい!更新頑張ってください (2021年2月24日 20時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 続編おめでとうございます!これからも、更新頑張ってください! (2021年2月24日 13時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 三隣亡さん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるととても書く気が湧きますね!!頑張って絞り出します! (2021年2月22日 22時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴奈 | 作成日時:2021年2月6日 15時