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五「重めってそういう意味じゃなかったんだけどなぁ」
流石に最強と持て囃される悟だって未来が見えてるワケじゃない。
今回の敵の上手さには少し参っていたようだった。
『…んなの悠仁だって分かってるよ』ピシッ
五「あたっ」
悟の所為じゃない、とデコピンをしておく。
五「吉野って子の家にあった指について悠仁に──」
七「言ってません。彼の場合不要な責任を感じるでしょう」
そう───、
悠仁が今回の任務で監視を任されていた【吉野順平】くん。
彼が里桜高校での事件の実行犯だったのは、真人に唆されたからで。
唯一の肉親であった母親を"何故か自宅にあった"宿儺の指に寄ってきた呪霊によって殺された。
その事を同級生の所為だと勘違いして事件を起こしたらしいのだ。
裏で全てを操っていたのは真人。
恐らくは最初から
悠仁がこの事を知ってしまったら今以上に責任を感じてしまうだろうから と七海さんの進言により、本人には伝えていなかった。
五「オマエに任せて良かったよ」
七海さんのこういう細かな気遣いが出来るところホント尊敬する…。
五「で、指は?」
七「ちゃんと提出しましたよ。アナタに渡すと虎杖君に食べさせるでしょ」
五「チッ」
少し不穏な空気になりかけたところで廊下の方から気配が増えて、すぐに扉が開かれた。
虎「あっ 先生ー!! お、A先輩とナナミンもいる!
はやくみんなのところ行こうぜ」
昨日の落ち込みようはなりを潜めており、気丈に振る舞っているのかと思いきや それよりも同級生との再会や交流会への期待が膨らんでいたようだ。
五「悠仁… もしかしてここまで引っぱって普通に登場するつもり?」
虎「え 違うの!?」
だが悟のこの発言を聞いて色々と察しがついた俺は巻き添えをくらうのは御免なので一足先に集合場所に行っていることにした。
『…俺先行ってるから〜』
五「あら そう?」
七「賢明ですね。
交流会頑張ってください、浅葱君」
『あはは… 七海さんに応援されちゃったら活躍しなきゃですね、ありがとうございます!
それじゃあ また!』
七海さんにありがとうと手を振って部屋を後にした。
アイツらもう集まってるかな。俺も急がなくちゃ…!
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鈴奈(プロフ) - なめこの噛様 (再垢)さん» ifルート書けるほど文才ないので原作通りです… すみません(血涙) (2021年2月21日 16時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
なめこの噛様 (再垢)(プロフ) - ??じゅんぺどうなったんすか? (2021年2月21日 14時) (レス) id: 7e0bd410dd (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 巫都さん» すみません!このブックいっぱいになるまで修正版アップできたら次に移ります!暫しお待ちを…!! (2021年2月18日 22時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - 続きがパスワードかかってて見れないんですけど…外してもらうことってできますかね…? (2021年2月18日 19時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴奈(プロフ) - 雪マカロンさん» コメントありがとうございます!やる気になります〜^o^ (2021年2月15日 0時) (レス) id: 40c2c25718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴奈 | 作成日時:2021年1月21日 14時