【呪術廻戦】圧縮系呪術師【男主】

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伏「…先輩達は、呪術師としてどんな人達を助けたいですか？」



若干ムツゴロウさん気分で棘の頭をよしゃよしゃしてると恵が難しい質問をしてきた。


悠仁の死(仮)に何か思うところでもあったのだろうか…。



うーん… 助ける、かぁ…。



人が悩んでいるというのに真希が我先にとバッサリ答える。



希「あ？別に私のおかげで誰が助かろうと知ったこっちゃねぇよ」


伏「聞かなきゃよかった」


希「あ"ぁ？」



でもそのおかげで俺も言いたいことをそのまま言える気がした。

ありがとう、男前女子…！！



『俺もそんなに変わらないかも』


「「「？」」」


『極論、自分の周りの人以外は"どうでもいい"んだよな。非術師を"助けてるように見える"のは任務っていう仕事のついででしかない』


伏「……」


『俺も悩んでた時期あったけど… いくら呪術師って言ったって俺らも人間なんだし。法に触れない範囲でなら好きにやってもいいんじゃないかなーって… 思えるようになったよ』



再び恵の頭をポンポンしておく。


戦い方に個人差があるように、当然戦う理由も人それぞれだ。正解なんてない様な物。

最後の最後に自分自身が納得できているか。自分に嘘をついたままで死んで悔いはないのか。

呪術師になった時点で非術師(普通の人)よりも選択肢は狭まるだろう。
それでもその中で精一杯"自由に"足掻くしかないのだ。

死と隣り合わせだからこそ、自分がどうしたいかは明確にしておくべきだと思う。……俺はね。





釘「伏黒ォ！！！面接対策みたいな質疑応答してんじゃないわよ！！交代！！もう学ランはしんどい！！可愛いジャージを買いに行かせろ！！」



なんだか真面目な話になってしまったけど、釘崎ちゃんのおかげでその雰囲気は吹き飛んでいった。



『ハハッ』


伏「あの2人は何してんですか？」


『釘崎ちゃんは、受け身の練習？』


狗「しゃけ」


希「オマエらは近接弱っちいからなぁ。
まずは私らから1本とれ。話はそれからだ」


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