今の私は全部嘘。感情なんてものも忘れてしまった。

7話 ページ8

・




幸い、大怪我には至らなかった



骨折



それだけで済んで良かった




そう思った







でも






医者は思いもよらないことを口にした






・





医者「もうバレーはできないでしょう。膝がもう……跳ぶことが難しいかと」



「えっ…………」





・





私は耳を疑った




骨折じゃないの？





治らないの？






・






「まだ…バレーやりたいよぉ……！」






・






そんな思いは



儚く散った






・






1年後






何とか歩けるくらいはできるようになり



久しぶりにバレーのクラブに行った






・






麗「あ！Aちゃん！？怪我は！？大丈夫！？」



「はい！なんとか歩けるようにはなりました！」


麗「よかった〜…心配したんだよ！あ…でも、バレーは…」



「もう大丈夫です！立ち直りました！」



麗「そう…かける言葉が見つからないけど…がんばれ！」



「ありがとうございます！！またバレーができるよう頑張ります！」





・





キャプテンはすごく優しかった



やっぱりあの時は私の見間違いだ






そう思っていた私が馬鹿だった






・





夕方





・





「終わったなーやっぱり見学だけじゃ嫌だな…帰ろう…」





・





バレーの練習が終わり、帰ることにした



そしたら水道でキャプテン達を見かけた





・





「あ！せんぱ「ハハッwwバレーできないとかウケるーw」…え？」





・





それは間違いなく、キャプテンの声だった





・





佐「本当だよねwあいつ馬鹿でしょw
あのコンビミスだって私がわざとやったのに、気づかないとかw」





麗「歩道橋から落としたのだって私なのにw
今日来て少し演技したらすぐ引っかかってさw」






・





押した…？


キャプテンが……？





・





佐「ざまぁみろだよねーw入ってきてすぐ麗華からレギュラー奪って調子乗るからw」



麗「ほんっと！w




調子乗ってるからあーなるんだよねwざまぁw」





・




「っ…」ガサッ



麗「あ、聞かれちゃった？wまぁいいわ。調子に乗ってるから_____」


「っ、私は、調子になんて乗ってない！！
こうなりたくてなったわけじゃないです！！


先輩がそんな人だとは思いませんでした…っ


貴方達みたいな人とは一緒にバレーをしたくない」




麗「あっそ。じゃあ




消えれば？」





「！………っ」






・






この頃からだろうか








人を信じられなくなったのは








・

8話→←6話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す