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スペイアビンside
「あ、あっ、は、始まった…ふぁ〜〜〜…A様かっこいぃ…」
A様の命令で四方に散ってしまって、離れてしまったA様
こんななよなよしい私にも優しくしてくれるA様
好きですぅ…！
「…何をよそ見してる、貴様？随分と余裕そうだな？」
「へぁっ！？あっ、す、すみましぇ…！？」
目の前の死神は私に始解した刀を向けるので、私も愛刀を構える
少し普通の斬喰刀より小さい打刀だけど、とっても強い女の子
「…相手にならん、会話がろくにとれず、なよなよしよって」
「ひぇっ、そ、そんなこと無いですよ…ま、まぁ、なよなよしいのは認めますが………み、御波実蘇牛…ぁ、あ…い、行きます！A様に誉めて貰う為に…！！」
私は思いっきり刀を振り上げて、潰れちゃえっ！と思いながら、容赦無しに殺しに行く
わ、私には今はA様しかいないんだ…！
死神に殺されそうになった時に助けてくれた、手を差し伸べてくれた…！！恩返ししなきゃ！お母さん、お父さんの敵討ちしなきゃ…！！
「今、優しく殺して上げるからっ…あ、安心してねっ…！！」
「！？あ"ッ！！」
潰れちゃえ、潰れちゃえ！
「あはっ、あはははっ！！」
A様、私、が、がんばります！がんばるので、私の事もっと誉めてください！
ノーズside
「あららぁ〜？結構盛り上がってんねぇ、あっち」
特にAとかの方角、すごーく楽しそうだなぁ？良いなぁ！
「更木剣八、テメェもそー思わねぇか？」
「はっ、それは共感できるが、俺はてめぇもそこそこだと踏んだところだぜ？」
「お、良いこと言うねぇ？流石は剣八と付けられただけある。」
俺は、2000年前の卯ノ花八千流に叩ききられた傷がじくじくと痛み出す
ははっ、あの卯ノ花八千流が認めた男…どんなものか試そうじゃねぇか。
「だが…！！」
俺は一瞬にして更木剣八に接近し、腹から切り裂いてやろうとしたが、避けられてしまった。
あぁーあ、残念だ。
「おい、なぁにさけてんの？今の、受け流せたんじゃねぇのかよ」
「たりめぇだ！！」
ちぃとばかし挑発したら、ニヤニヤと笑いながら刀を振り下ろしてきた
だが、刃溢れが沢山してる割にはやけに立派にその刀は見えた。
ははっ、こりゃあ面白くなりそうだよ…A！！
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