第二十六話 ページ26
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「では、そろそろ私は御暇いたしますね。」
飲み物やお菓子まで頂いてしまって、
そろそろ姉さんが大噴火だぞ。
「あ、じゃあ一緒に下まで行こうか。」
「えっ、でも．．．」
いつの間にか荷物をまとめた菅原様は、
鍵を取ってから私に笑いかける。
「．．．じゃあ、お願いしますね。」
眉を下げて笑った彼女の頬は少し赤くて、
思わず見とれてしまいそう。
「．．．よろしい！ 行くぞ〜」
だって菅原の頬も、ほんのりとりんご色なのだから。
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「もう赤葦様や黒尾様はいないみたいですね。」
「．．．そうみたいだなー、よかった。」
何事も無く一階まで来ると、
二人はホッと胸をなでおろす。
「そういやさ、Aってお披露目とかまだなんだろ？
俺結構チェックしてるんだけど、見た記憶無くて。」
割方静かになった廊下で、菅原様は私に問う。
もしもう終えてたらごめん！なんて付け足すもんだから、
それに首を横に振ってから答える。
「実は、明日なんです。」
「はっ！？明日！？」
私の言葉にひどく驚いた様子の菅原様。
ちょっと、笑ってしまう。
「．．．明日なの！？」
「はい。」
再度慌てて確認する菅原様はなんだか可愛らしい。
「あー．．．そうかそうかあ！」
そして、だんだんと表情が笑みに変わっていって、
その細められた目が私を見つめる。
「じゃあ見に来るから！」
・・・・・。
「えっ！？」
笑顔に見とれていたのか、
面と向かって見に来ると言われたのが恥ずかしかったのか、
彼女は暫くの沈黙の後驚いたような声をあげる。
「いいだろ？別に。」
「え、あ、．．．はい。」
私が了承すると、小さく『よっし』なんて
聞こえたものだから、うつむいたまま顔をあげられない。
下を向いたまま顔を赤くして、
眉を下げて唇を噛み締める。
そんな彼女の姿を捉えた菅原は、
余裕な顔をしながらも理性の限界は近くて、
次の瞬間、もう我慢はできなかった。
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颯 - 黒尾鉄朗がっごいいいいい (2015年3月21日 9時) (
レス) id: 6d17eb9fea (このIDを非表示/違反報告)
りっさん - 夜久さん素晴らしいです。グッジョブです！！ (2015年3月18日 22時) (レス) id: 9319e60931 (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 第29話の三行目の黒尾様が＿＿ってところ黒男様になっています！あ、これわざとでしたか？？でも気になったので指摘してしまいました；；； (2015年3月15日 16時) (レス) id: 0fb612002d (このIDを非表示/違反報告)
星月夜(プロフ) - かよさん» 本当ですか！！？もうその一言だけで今胸がいっぱいになりました。ありがとうございます．．．！ (2015年3月15日 11時) (レス) id: c4da7f23ba (このIDを非表示/違反報告)
星月夜(プロフ) - ７時さん» 嬉しいです．．．！ありがとうございます！！赤葦さんかっこいいですよね(笑) な、殴られました！？さらっと言ってますが大丈夫ですか！？(笑) 更新頑張ります！！ (2015年3月15日 11時) (レス) id: c4da7f23ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星月夜 | 作成日時：2015年2月26日 12時
