# 058 ページ23
うっすらと聞こえてくる歓声が、余計私を緊張させる。
告白なんて、された経験は少ないし
ましてや返事の仕方なんてよくわからない。
なんて言い出せばいいのか……
とりあえず私の気持ちを伝えなきゃ。
あ「えっと、私……」
そう口を開いたときだった。
ヴーッ、とポケットでケータイが鳴った。
……っもう、この大事な時に…！！
火神くんにごめん、と謝って
ケータイの着信画面を見る。
画面に表示されていたのは、青峰。
あ「はぁ〜〜……」
よりにもよってなんで青峰から……。
タイミング悪すぎ、とあきれて額に手を当てる。
まだバイブ音が鳴っているケータイを
ポケットにしまって話を続けようとしたら
火神くんが先に話し始めた。
火「出なくていいんすか」
あ「え？」
火「青峰、っすよね」
なんでわかったのか不思議に思いながらも
控えめに首を縦に振る。
火神くんはどこか悲しそうに私を見つめていた。
火「俺、この間の試合でわかった……です」
この間……ウインターカップ初戦の時か。
火「あいつがバスケしてるのを
Aさん、すげー嬉しそうに見てたっつーか」
目がキラキラしてた、っす。
あ「キラキラ……？」
何のことだかわからずポカンと口を開ける。
その私の様子を見て、
火神くんは困ったように頭をかく。
火「試合には勝ったけど、
やっぱあいつには敵わねーな」
Aさん意外と鈍感だよな……です。
なんて言って苦笑する火神くんがとても切なくて
私はごめん、と謝ることしかできなかった。
火「あー、これで吹っ切れた」
あ「え……」
パッと顔を上げて見えたのは
さっきの悲しい笑顔ではなく、明るい笑顔。
その表情に胸が締め付けられて涙が出そうになった。
火「キセキの世代倒して、絶対ぇ優勝するんで
見といてください」
凛とした表情がとても頼もしい。
あ「ずっと、応援してる。私たちの分も勝ってね」
火「うす！！」
ごめんね、ありがとう。
帰っていく火神くんの後ろ姿に心の中でそう呟いた。
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もに子(プロフ) - 文那さん» やっと！！付き合いました！！（遅え）番外編がんばって早く作ります！！！！ (2019年5月2日 20時) (
レス) id: 22c468e8d8 (このIDを非表示/違反報告)
もに子(プロフ) - 林檎さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます(; ;)わかりました、検討してみます！ (2019年5月2日 20時) (レス) id: 22c468e8d8 (このIDを非表示/違反報告)
もに子(プロフ) - ゆめさん» ありがとうございますううう(´;ω;｀)！！！！一日でも早く番外編をお届けできるよう頑張ります！！！！ (2019年5月2日 20時) (レス) id: 22c468e8d8 (このIDを非表示/違反報告)
文那(プロフ) - ようやく2人が付き合いましたね！完結おめでとうございます!!!番外編も楽しみにしているので頑張ってください！早く読みたいです！ (2019年4月30日 16時) (レス) id: 0d9ddc6237 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 完結おめでとうございます！最後までとっっっっっても面白かったです！！そして番外編のお知らせとっても嬉しいです！！！リクエストとかしてもよろしいでしょうか？いつもいつも図々しくて申し訳ございません！！出来れば少しブラホック外しがみたいです (2019年4月30日 12時) (レス) id: d121c8c954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もに子 | 作成日時：2019年4月6日 19時
