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カゲロウ デイズ 夢主 ヒヨリ 語り手 総悟(ヒビヤ) 狂ったドS姫様リク ページ7

今日は八月十五日。
公園の時計を見ると午後12時半くらいを指していた。

病気になりそうなほど眩しい日差しを浴びながら
俺はAと駄弁っていやす。

総悟「Aは夏は好きなんですかィ?」

A「ん〜でもなぁ〜やっぱ夏は嫌いかな〜」

猫を撫でながらふてぶてしくAは呟く。

膝に寝っ転がっていた猫が急に起き上がって何処ともなく走りだす。

A「総悟…」

総悟「どうしたんでィ?」

A「あの猫…捕まえるよ!」

総悟「えぇ〜何でそんなことしなくちゃいけねェんでさァ」

A「ほら総悟早く!」

膝から逃げ出した猫を追いかけたA。

Aが飛び込んでしまった道路は赤に変わった信号機の道路。

バッとスピードの出たトラックがAを引きずってギャリリリリッと鳴き叫ぶ。

血飛沫の色とAの花のような良い香りが混ざり合ってむせ返る。

嘘みたいに俺にそっくりな陽炎が言いやがった。

陽炎「嘘じゃないですぜィ」

そんな言葉を言いながら嗤う陽炎

夏の空の色を見ながら
Aが死んだと言う事実を受け入れられず回る頭をかき乱しながら
蝉の声を聞きながら目の前の全てが眩んだ。


ジリリリリリッ
携帯の時計の音が鳴り響き、目を覚ます

総悟「今は何時なんでィ?」

ピッ

『八月十四日
午前12時過ぎのニュースをお伝えします』

テレビをつけて何時かを特定した。

午前12時過ぎなのにやけに煩い蝉の声が耳に残る。


A「でもさぁ?少し不思議じゃない?
昨日見た夢が一緒ってさ」

その言葉で昨日の嫌な夢を思い出した

総悟「もう今日は帰りやせんか?」

A「そうだね」

道を抜けた時
周りの人々は皆口を広げ上を見上げていた。

落下して来たのは鉄柱

Aの身体を容赦なく貫く

「きゃァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」

劈くような悲鳴と風鈴の音が木々の隙間で空回りするように鳴る。

わざとらしく嗤う陽炎は

陽炎「夢でも無ェでさァ」

目の前がぐにゃりと眩む視界でAが笑っていた気がしたんでィ

何度世界が変わっても陽炎が嗤って命を奪い去る。

繰り返してもう何十年?

もうとっくに気がついてまさァ

俺がAを守るんでィ

繰り返した夏の日の向こうには答えがある。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
part 2に続きます。

カゲロウ デイズ 夢主 ヒヨリ 語り手 総悟(ヒビヤ) 狂ったドS姫様リク part 2→←悪の 召使い 夢主 リン 語り手 高杉(レン)



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作品ジャンル:アニメ
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セラ - リクエストいいですか?神威でからくりピエロお願いします! (2016年12月15日 20時) (レス) id: ed8e925c6b (このIDを非表示/違反報告)
さやか - 素敵な作品ありがとうございます! (2016年11月8日 22時) (レス) id: ed8e925c6b (このIDを非表示/違反報告)
312猫(プロフ) - さやかさん» すみません!時間がかかってしまいましたが完成しました! (2016年11月8日 21時) (レス) id: ff02e6af21 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - ありがとうございます! (2016年11月8日 18時) (レス) id: ed8e925c6b (このIDを非表示/違反報告)
312猫(プロフ) - さやかさん» わかりました! (2016年11月8日 18時) (レス) id: ff02e6af21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:312猫 | 作成日時:2016年9月26日 21時

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