近くて遠いキミ【佐野万次郎】

08⌇パーＶＳ長内 ページ9

「ッ長内…！てめぇ…」

長内に向かうも投げ飛ばされるパーちん

「はい、所詮中坊レベル〜！東京卍會？名前変えろよ、中坊連合によォ。
愛美愛主に喧嘩売るって聞いてよぉ、こっちから出向いてやったってわけ。
あれぇ？あれあれぇ？？Aちゃんもいるじゃーん！ラッキー！」

「オマエが気安くAの名前を呼ぶんじゃねぇ…」

「この勝負に勝ったらAちゃんと遊ばせてもらおうっかな〜！」

気持ち悪い…
そう思っているとマイキーとケンちゃんが私の前に立って後ろに隠してくれた

「オレらがいるのに、テメェなんかがAに指一本でも触れるワケねーだろ」

「ふっ、マイキーちゃぁぁん！戦争だ！」

「中坊相手にこの人数で奇襲。イメージ通りのクソヤローだね、長内くん」

「あ？聞こえねぇよ、チビ過ぎて！」

その言葉に笑う愛美愛主のメンバーたち

「おい、テメェ何さっきからジロジロ見てんだよ？」

「え？いやっ…」

次の瞬間タケミっちが殴られた
抵抗しないタケミっちを何度も何度も殴り続ける長内

『タケミっち…！』思わずマイキーの手をギュッと握ると、その手を握り返してくれるマイキー

「テメェの相手は俺だよ。コノヤロー」

「だめだ…パーちん…愛美愛主と揉めちゃ…」

ボロボロになったタケミっちを突き飛ばして、長内の前に立つパーちん

「タケミっち。黙って見てろ。これはパーの喧嘩だ」

パーちんは、タケミっち以上に長内にボコボコにされ気絶寸前
倒れそう…ってところでマイキーがパーちんに肩を貸す

「ごめん…マイキー…オレ…不甲斐ねぇなぁ…」

「何言ってんのパーちん。お前…負けてねぇよ」

「お？やんのか？マイキー。10秒で殺してやる」

と、言い終わるや否やマイキーの蹴りが長内にヒット

「パーちんが負けたと思ってるやつ全員出てこい。…オレが殺す」

「…」

「東卍はオレのもんだ。オレが後ろにいる限り、誰も負けねぇし、Aは誰にも渡さねぇ。
…ごめんケンチン、やっちゃった」

「はぁ、しょうがねぇな、マイキーは。
テメェらの頭は、うちのマイキーがのした！文句あるやついるかぁ？いねぇなら、今日から愛美愛主は東卍の傘下とする！」

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