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そう言うとマイケルはスタッと木を登っていき、するりと窓から侵入した。
マイケルが魔女に見つからない事を祈った。しばらくすると、店の後ろの窓をカリカリする音が聞こえ、そろりとその場所へ行くと、マイケルがいた。
「マイケル、ありがとう」
マイケルの頭を撫でると嬉しそうに「にゃん」と答えた。
マイケルに案内されて倉庫に入ると、床に魔法陣があった。
「やっぱりここにあった」
魔法陣に近づき、私は昨日でたらめに描いた魔法陣と置き替えた。きっと上手くいく。魔女は魔法陣の模様まで覚えていないに違いない。
「これで大丈夫」
そう思って倉庫を出ようとしたその時だった。
振り向くと、倉庫の入り口には魔女がいた。
「なんで……?」
「ふふっ、私はずーーっとここで暮らしていたのよ。だから魔法陣を入れ替える事だってできるのよ。それにしても、本当に人間を連れて来てくれるなんてね、クロウリー」
魔女の倉庫 ページ17
「マイケルお願い」
そう言うとマイケルはスタッと木を登っていき、するりと窓から侵入した。
マイケルが魔女に見つからない事を祈った。しばらくすると、店の後ろの窓をカリカリする音が聞こえ、そろりとその場所へ行くと、マイケルがいた。
「マイケル、ありがとう」
マイケルの頭を撫でると嬉しそうに「にゃん」と答えた。
マイケルに案内されて倉庫に入ると、床に魔法陣があった。
「やっぱりここにあった」
魔法陣に近づき、私は昨日でたらめに描いた魔法陣と置き替えた。きっと上手くいく。魔女は魔法陣の模様まで覚えていないに違いない。
「これで大丈夫」
そう思って倉庫を出ようとしたその時だった。
「それは私が置いた魔法陣よ!」
振り向くと、倉庫の入り口には魔女がいた。
「なんで……?」
「ふふっ、私はずーーっとここで暮らしていたのよ。だから魔法陣を入れ替える事だってできるのよ。それにしても、本当に人間を連れて来てくれるなんてね、クロウリー」
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作者名:キシリトール | 作成日時:2021年11月16日 15時